9月19日午前11時(日本時間午後7時)から行われた英国のエリザベス女王の国葬。日本からは天皇皇后両陛下が参列されたが、使用された“交通手段”に称賛が集まっている。
英国史上最長となる70年間にわたって在位したエリザベス女王。それだけに女王を見送る国葬には、天皇皇后両陛下をはじめ、アメリカのバイデン大統領(79)、フランスのマクロン大統領(44)など世界各国の要人約500人も参列。
ロンドンのウェストミンスター寺院で約1時間にわたって営まれた国葬。葬儀前には96年の生涯にちなみ鐘が96回鳴らされ、カンタベリー大主教の説教が行われたのち、イギリス全土で2分間の黙とうを捧げられた。また葬儀の様子は世界各国で生中継され、数十億人が視聴したとみられている。
広告の後にも続きます
世界中の首脳や国家元首が一堂に会するということもあって、警察官を約1万人動員するなど警備のレベルも史上最大規模に。なかでも移動方法が悩みのタネだったという。
「国葬で世界のトップに何かあったとなれば、国際問題に発展しかねないので、厳重な警備が求められました。しかし世界各国からの要人約500人を個別に終始警備するのには限界があります。そこでイギリス当局は国葬会場までの移動方法として、原則的にバスを使用し、トップが乗り合う形で会場に来ることを求めたそうです。
しかし、警備上の理由からバス移動が適用されない人物も。イギリスのタイムズ紙は、バイデン大統領、マクロン大統領、天皇陛下らが除外され、専用車で会場に来ることになるのではないかと12日に報じています」(全国紙記者)