
日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!
親戚が紹介してくれた会社の面接
30歳になったときの話です。 それまで勤めていた会社が業務縮小で半数以上の社員がリストラ対象になり、若年層は再就職がしやすいという理由で私もリストラされてしまいました。 そのことを日頃から懇意にしている親戚に話したところ、知っているところを紹介するから面接をしてみたらと言ってくれました。 全くの畑違いの会社でしたが、自分のスキルを広げる意味で面接を受けたところ、どうやら面接官は私が紹介を受けて面接に来たことを知らず、経験の無さとリストラで退職したことばかりを質問して、一般的な質疑応答をせずに面接を終了しようとしました。 さすがに思うところがあったので普通の面接をして欲しいと言うと、「未経験のリストラ対象者を雇うところがあるか」と罵声を浴びせられました。 本当のことなので言い返せないでいると、どうしてここの会社に面接をしようと思ったのか聞かれました。 そこで親戚の紹介であることを告げると態度が一変し、その親戚が誰なのかを聞いてきました。 その親戚はあまり自分のことを話す人ではないので知らなかったのですが、どうやらその会社の社長の古くからの友人のようで、外部監査役にもなっていたようです。 電話でその内容を確認した面接官は途端に猫なで声になり、面接をやり直したいと言い出しました。露骨な豹変に呆れてしまい、この面接は辞退することに。 理由を聞かれたので、私は「面接官が信頼に足る人物ではないのに、採用責任者としての立場にいるような会社には入れない」と告げました。 面接官は真っ青になりながら「親戚の人には話さないで欲しい」と懇願されましたが、「こちらも紹介された案件なので、事実は話さなければならない」とだけ言って部屋を出ました。
部屋を出てからも面接官の悲痛な懇願の声がフロアに響き渡り、それまでのモヤモヤした気持ちが晴れ渡った気分でした。 (男性/会社員)
読者の感想
仕事は決まらなくても、言いたいことは言えたので良かったと思います。そういう会社なら、たとえ入社しても長くは続けられなかっただろうと思うので、これで良かったと思います。 (女性/会社員)
手のひら返しとはまさにこのことですね。自分までイライラしたので、最後にスカッとしました。私はまだ学生で就職活動はこれからですが、このような面接官が実際にいると思うと、中身を見てくれないのかと悲しい気持ちになります。 (女性/学生)
社会の裏を見たような気がしました。 (35歳/会社員)