top_line

【完全無料で遊べるミニゲーム】
サクサク消せる爽快パズル「ガーデンテイルズ」

アメリカvs日本

高校野球ドットコム

日本、米国にサヨナラ負けも、山田陽翔、吉村優聖歩の成長が見えた!

山田 陽翔、吉村 優聖歩

<第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ:米国4-3日本(7回サヨナラ)>◇18日◇スーパーラウンド最終戦◇米国・フロリダ

 ワールドカップの特徴として、例え今回のように台湾、韓国に完敗したとしても、十分に挽回するチャンスが与えられているという点が挙げられる。トーナメントであれば、ショックを受けた状態のままで終わっていた。

 今回は、短期間で代表選手たちはしっかりと成長を示していた。スーパーラウンド最終戦の米国戦ではそれが垣間見えた。

 エースでキャプテンの山田 陽翔投手(近江=滋賀)がしっかりと見せてくれた。140キロ前後ながら、切れのある直球が光り、さらに自慢の135キロ前後のツーシーム、カットボールも膝下に決まっていた。2回表、無死満塁のピンチを断ち切り、逆転を呼び込んだ。サスペンデッドとなって再開されてからの3回裏も無失点に抑えた。

 パナマ戦、韓国戦と悔しい投球内容に終わっていたが、しっかりと自分の投球ができた。悔しさを味わいながら、短期間でリベンジを果たすことができたのは山田にとって大きい。

広告の後にも続きます

 プロ志望の山田にとっては打たれる試合もあるだろう。今回の経験は次のステージで大きく生きるのではないか。

 また韓国戦で失点を喫していた吉村 優聖歩投手(明徳義塾=高知)も4、5、6回とパーフェクトに抑えた。左サイドの独特の球筋で抑え込んだ経験は自信となるだろう。直球は130キロ台ほどだが、高めに浮かず、内外角にしっかりと投げ分けができれば、今大会破壊力No.1の米国打線を抑えられることを証明した。7回裏にボークを許してしまったが、これも今後の試合へ向けて糧となっただろう。緊張した場面になると、自分の癖となる動作が出やすい。次回へ向けて生かしてほしい。

 米国にサヨナラ負けを喫したが、2人の投手の成長の機会が見えた試合で、収穫は大きかった。

(記事=河嶋 宗一)

 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル