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10年間、孤独で絶望の中で生きていた羊、保護牧場の女性に救われ永遠の家族と仲間を得る

カラパイア

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 羊は、群れで暮らす生き物だ。しかし、アメリカ・ニュージャージー州のふれあい動物園にいた羊のハクスリーは、10年もの間、仲間が全くいない孤独な環境で生きていた。

 動物たちを救済するための保護施設を運営している女性は、ハクスリーの絶望的な姿を目にし、いたたまれない気持ちになり、自分の牧場へと連れ帰った。

 ハンスリーは体も心もボロボロの状態だったが、献身的な看護と治療のおかげで、健康状態を回復していった。

 牧場の他の動物たちとも打ち解けていき、目に輝きを戻していった。

10年間孤独と絶望の中で生きてきた羊

 ニュージャージー州ブリッジトンで、動物を救い、安全な住み家を与える活動を行っている『Uncle Neil’s Home Sanctuary(ニールおじさんの家)』の創設者リアン・フェルドマンさんは、去年同州ミドルセックス郡にあるジョンソン・パーク動物園(現在は閉鎖)を訪れた時、羊のハクスリーの孤独な姿を目にしてとても心を痛めた。

 ふれあい動物園にいたハクスリーは、仲間の羊が1頭もいない環境で、外の囲いのフェンスにもたれかかるようにして横たわっていた。

image credit:uncleneilshome / Instagram

 ハクスリーが、10年の間、ずっとそうして孤独と絶望に耐えていたことを知ったフェルドマンさんは、定期的に動物園を訪問し、なんとかしてハクスリーを救済してあげたいと思っていた。

 フェルドマンさんは胸の内をFacebookで綴っていた。
目を閉じた時に浮かんでくるのは、ハクスリーのフェンスにもたれてひとりぼっちで横たわる姿です。

きっと誰も自分のことなど気にしていないと思っているかもしれませんが、いつも彼のことを考える人がここにいることを知ってほしい。


ボロボロの状態だったハクスリーを救い出し、自らの牧場へ

 そしてある日、ハクスリーが前足の痛みを抱え、苦しんでいることを知り、すぐにでも救済しなければと、緊急の提案を郡に提出。

 受理されて必要な手続きを終えた12月23日、フェルドマンさんはハクスリーを自分の牧場保護区へと連れ帰った。
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 生きることを諦めていたハクスリーは精神的にも病んでいたが、体の健康状態もボロボロだった。

 重度の末期変形性関節症と診断されたハクスリーには、ステロイド注射と痛みを緩和するための治療計画が立てられた。

 今、フェルドマンさんはハクスリーにバナナのスナックに治療薬を混ぜて飲ませ、定期的にレーザー治療を受けさせている。

 治療の時も、ハクスリーにはいつも保護区のスタッフが寄り添い、愛情を注いでスキンシップをし、愛してくれる人がいる、ひとりぼっちじゃないということを理解してもらおうと努力している。

 ハクスリーは元気を取り戻し、生まれ変わった。他の羊の仲間ができ、今まで抱いていた孤独や絶望に、もう悩まされることもなくなった。
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 ハクスリーは、保護区で第2の生きるチャンスを得られた。絶望から這い上がり、家族と仲間、永遠の家を手に入れることができたのだ。
ハクスリーは、今私たちを含む仲間や家族にとっても愛されています。これからも、ハクスリーの辛い過去が遠い記憶になるように、毎日たっぷり愛情を注いでかわいがっていきます。

たくさんの人がハクスリーのために闘いました。みんなが、あなたのこと大好きだからだよ。あなたは、決してひとりぼっちじゃなかったんだよ。


 Facebookにこのようにシェアしたフェルドマンさんに対して、多くのユーザーがハクスリーのこれからの幸福にエールを送り、また救出してくれたことへの感謝の言葉を綴っている。

written by Scarlet / edited by / parumo

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