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オンライン研修を業務に生かす5つのプログラム

楽しみワークス

オンライン研修の特長のひとつが、データの蓄積です。リアル型研修ではアンケート用紙によるデータ収集が中心だったのに対し、オンライン研修なら受講者のチャットによる発言や操作、提出した課題やテストの結果など、さまざまなデータがデジタルで取得できます。

取得したデータの用途は、主に実施した研修の成果測定だと思います。しかし、顧客データをアップセルやクロスセルに用いるのと同様に、研修で得たデータを「社員の成長」に使用するべきではないでしょうか。

研修のデータを経年的に活用する

研修によるデータを蓄積していけば、その社員が目指しているキャリアや潜在的な能力、不足しているスキルなどを分析できます(この分析工程にAIを活用してもよいですね)。

その分析結果から、

・理想に近いキャリアを歩んでいる上司との面談機会を設ける
・得意分野が似ている上司とのコネクションを行う
・潜在能力を引き出す(弱点を補う)内容の研修を行う

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など、社員の成長につながる施策を考案できます。
特に、上司とのコネクションは部署やチームの垣根を越えた交流を生み出し、社内の活性化にもつながるでしょう。

「カスタマーサクセス」というビジネスの考え方があります。「企業のあらゆる活動は『顧客の成功』を促すものでなければならない」という理念です。

詳しい説明は割愛しますが、顧客がサービスを簡単に切り替えられるようになった(顧客の力が大きくなった)今、一度契約した顧客を逃さない目的で考え出されました。

生涯雇用という概念が薄れ、社員の自由度が高まった現在は、社員の力が大きくなったともいえます。そのため企業にも、社員の成功(成長)という目線での人材管理が求められます。

3 社員コミュニティをオンラインで立ち上げる

オンライン上のコミュニケーションを発展させる

オンライン研修やオンライン会議、さらにはリモートワークなど、オンラインを導入した企業では、オンラインでのやりとりが習慣化すると思います。

せっかくなら、そのコミュニケーション文化を最大限に活用しましょう。たとえば、社員コミュニティの立ち上げが考えられます。

業務上(私生活上でも構いません)の疑問や課題を感じた社員が、そのコミュニティに質問を投稿。それに対して社内の誰かが自由に回答するのです。

社員が自主的に教え合う環境をつくる

ヤフー知恵袋のようなものといえばイメージしやすいかもしれません。自分が抱える課題に対して思いもよらない解決策が見つかったり、過去の質問と回答を遡って課題の自己解決が行えたりと、さまざまなメリットを得られます。

若手にとっては社員教育になりますし、投稿するベテランにとってはモチベーションアップや自信にもなります。

コミュニティ運営では、誤った情報の流布に気をつけましょう。対応策としては、ヤフー知恵袋のカテゴリマスターのように、各分野の専門家を任命することが考えられます。

人事や労務、営業、顧客管理、品質管理など、各分野の担当者が定期的に巡回し、適宜回答や誤った認識の是正を行います。

4 ちょっとした動画を定期的に配信する

PCやタブレットなどのデバイスを啓蒙・啓発に使う

資料作成や情報共有のツールに過ぎなかったPCやタブレットのデバイスは、オンラインの導入により(社内の)コミュニケーションツールとしての役割を持ちました。社員はディスプレイを介して、自分の仕事と向き合うだけでなく、人と向き合うようになったのです。

この変化を逃さない手はありません。もしも現在「社内報を出しても読んでもらえない」「ポスターを貼っても見てもらえない」などの課題を感じているなら、動画で配信してみてはいかがでしょう。

気になるコンテンツを配信して注目を集める

ちょっとした研修動画でもいいですし、風邪を予防しましょうなどというささやかな啓発動画でもかまいません。

魅力的なコンテンツにしたいなら、社内で働く人を紹介したり(amazonがテレビコマーシャルで行う手法ですね)、思い切って取締役クラスに登場してもらうのもいいでしょう。

普段は接触しない人とも「会える」のがオンラインの強みでもあります。

なぜamazonは、テレビコマーシャルに社員を登場させるのか? 狙いのひとつが、「ストーリー」を感じてもらうためです。働いている人がどんな人物で、何を思いながら働いているのか。

それを知ることで、消費者はamazonという企業を理解した気持ちになれるのです。社内動画で社員を紹介したり、取締役にメッセージを発してもらうのも、同じ狙いです。

自分が働いている企業にはどんな仲間がいて、経営層は何を考えているのか。それらを知ることは自社の理解をうながし、ひいては愛社精神の醸成にもつながるでしょう。

5 ワーケーション型の研修を行う

会社という場所から解放されたのに、PC前に縛られたままではもったいない!

オンライン研修が私たちにもたらしたのは、「会社やホテルの会議室じゃなくても研修できるんだ」という新たな価値観です。だったら、PCの前にいなければならないという考えに疑問符がつくのも時間の問題でしょう。

コロナが落ち着いてからは、場所に縛られない働き方、研修がより進んだ形で行われるかもしれません。実際、現在もワーケーション型の働き方、研修に取り組んでいる企業が登場しています。

ワーケションとは休暇と仕事の融合させること

ワーケーションとはバケーションとワークからなる造語で、休暇と仕事を混合させた働き方です。授業なのか遊びなのか、なんとも言えない校外学習をイメージすればわかりやすいでしょう。

オンライン研修をワーケションという環境で行うのです。一緒に集まるのではなく、スタッフそれぞれが、異なる環境から参加するワーケーション+リモートという環境にします。

たとえば大手電機メーカーのNECは若手社員を対象に、秋田県の温泉地で演劇によるワークショップを実施しましたが、これもバケーション型の研修といえます。

温泉地やリゾート地に赴かなくても、近所の公園で研修を行うのもよいでしょう。海外の大学では、芝生の上にみんなで車座になり授業をしたり議論を交わす光景をよく見かけます。

そのような習慣が、今後は日本でも見られるかもしれません。春の新人研修を公園で行い、終了後はそのままお花見に突入。なんていうのも楽しそうじゃないですか?

おわりに

これまで、私たちの多くは、書籍やセミナー、講演会を学びの手段にしてきました。しかし、「オンラインで学ぶことを学んだ」ことで、学ぶ手段の選択肢が増えました。今後、JMOOK(大学教授の講義を無料で視聴できる素晴らしいサービス!)のような学習機会に参加する社員が出てくるかもしれません。

オンライン研修によって生まれた可能性や選択肢を活かして、どんなことができるのか。
はたまた、どんなことをするのか。そのアイデアと挑戦が、今後のイノベーションにつながるでしょう。

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