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長友佑都が「新商品開発&PR」で叫ばれる「かまぼこの歴史的危機」って何だ?

アサ芸Biz

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「無心で臨みたい」。11月にサッカーワールドカップを控えたサッカー日本代表の長友佑都は、9月5日に都内で開かれたイベントに出席し、そう意気込みを語った。

 イベントは、かまぼこメーカーとして有名な「鈴廣」の新商品の発表会だった。同社は、たんぱく質豊富な「フィッシュプロテインバー」を発売するにあたって、フィジカルが強いことで知られる長友を宣伝に起用したのだ。同社はまた、長友にも新商品開発に関わってもらうなど、新商品と「かまぼこマーケット」にかける並々ならぬ意気込みを明かしている。

 実は、鈴廣がこのような取り組みをするのも、背景にかまぼこ業界が抱える「歴史的危機」があるからだという。

「ウクライナ戦争での原油価格の高騰や資源・食料高、円安の影響に加え、かまぼこ業界には、さらに『独自の事情』があるのです。というのも、アメリカや欧州、中国なども含めてヘルシー志向の高まりから、すり身の獲得競争が起こっているからです。いまや『SURIMI』は世界言語になっているにもかかわらず、日本は安定的な供給が困難な状況に陥っているのです」(経済ジャーナリスト)

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 6月時点でスケソウダラのすり身の卸値は、上級品で1キロあたり735円。これは前年比20%の値上がりだ。主に北米ベーリング海で獲れるスケソウダラの漁獲量が減ったせいもあるが、世界的人気という構造的な問題が根幹にあるという。特に海外では「カニカマ」の人気が高いのだとか。現在のような高値は歴史的にもなく、しかも今のところ下がる要素は見当たらない。業界が強い危機感を覚えるのも当然のことだ。

「そこで業界では新たな価値を生み出してマーケットを広げようと、昨年から『フィッシュプロテイン』の認証マークを導入しています。今回の商品もこの流れに沿うものです」(前出・経済ジャーナリスト)

 長友が世界相手に「絶対に負けられない戦い」に挑むのと同様、かまぼこ業界も、世界との戦いを勝ち抜かねばならない事態に直面しているようだ。

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