また、父チャールズ国王は、女王の死を受けて発表したスピーチのなかで、「海外で生活するハリー(※)とメーガンへの愛も示したいと思います」と話して夫妻の名前を出した。これは良い兆しだとする専門家もいる一方で、ケイティはこう指摘する。
※ヘンリー王子は、英語圏ではハリーの呼び名で親しまれている。
「チャールズ国王はスピーチの中で、ヘンリー王子とメーガン妃について温かい言葉で言及しましたが、“サセックス公爵とサセックス公爵夫人”という公式の肩書きは使用しなかったことは指摘する価値があるでしょう」
ケイティはそう指摘するものの、スピーチには、ウィリアム皇太子とキャサリン妃のことも名前だけで呼ぶ部分が1つずつ存在しており、国王は皇太子夫妻の今後、ヘンリー王子夫妻への今後にそれぞれエールを送ったという見方もある。また、過去には、メディアへの寄稿といった比較的カジュアルな場合にはチャールズ国王がウィリアム皇太子のことを名前で呼ぶこともあった。
国王および王室の真意は分からないが、女王の死を受けての新国王のスピーチにおいては、すべての言葉のチョイスに意図があるのは確かだと言える。親子、兄弟、そして親族…。深い確執は溶けて無くなるのは難しいが、少なくとも現在は全員が女王の死を悼んでいる。
(フロントロウ編集部)
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