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ウクライナYOU一家が戦禍を逃れ日本へ…避難生活に見えた戦争の真実:YOUは何しに日本へ?

テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「夢中!熱中!I want You!YOUの笑顔が宇宙イチSP」。9月12日「宇宙の日」にちなんで、YOUたちが宇宙イチの笑顔を輝かせる95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?


視聴者から寄せられたYOU情報を、ガチ直撃&密着しちゃう「投稿YOU」。

東京に暮らすウクライナ出身のジュリアさん(27歳)から、戦禍を逃れた母国民のリアルな姿を取材してほしいと依頼を受け、待ち合わせ場所へ。日本人の夫・佳さん(36歳)と一緒に現れたジュリアさんは、在日6年の番組ファンだ。家族が住むのは、ムリヤ(人類最大の飛行機)が破壊された場所からおよそ6㎞という近さ。侵攻で危険なため、心配のあまり両親と妹2人を日本に呼んだという。

投稿したのは、「こうやって正しく伝わることで、避難民へのサポートがより(今後)厚くなれば」と佳さん。「避難民の日本での生活が少しでも楽になれたら。こんな大変なときでも、光があるよと伝えたい」と、ジュリアさんも続ける。8月30日の時点で、1814人のウクライナYOUが日本に避難しており、少し前に家族も無事に来日を済ませているそう。この日は、7日間のコロナ隔離期間を終えた家族を、施設に迎えに行くのだ。


到着後、(画像左から)パパのレオニードさん(58歳・母国で弁護士)、ママのヴィクトリアさん(49歳)、三女のミッシェルさん(13歳・中学生)、二女のダニエルさん(25歳・母国で美容師)に、番組スタッフもご挨拶。お世話になったゲストハウス品川宿は、SNSで呼びかけた募金で賄われ、7日間の宿泊費や食費が無料だ。外出はできないが、パパは「怯えることが何もない。ただそれだけで嬉しい」と感謝する。寄せられた寄付金やメッセージを宿の方から受け取ると、家族は目を潤ませ、何度もお礼を告げた。


来日後初めて外に出た家族は、さっそく電車で移動し新しい住まいへ。アパートに着くと照明からグリルまで、なんでも揃ったきれいな2DKにテンションがあがる。この部屋は、東京都が避難民救済のために提供している住宅で、家賃も光熱費も無料で暮らせるという。ママをはじめ、家族が「こんなステキな部屋に住めるなんて想像してなかった」と感謝する。

もともと、家族は首都キーウの近郊で幸せな日々を送っていたが、2月24日、戦争で全てが変わってしまった。

「家から数キロの軍事施設が爆撃され、逃げなきゃと思ったんだ。空爆の中、自家用車で逃げたよ。21世紀にこんなことが起きるなんて、本当に信じられなかった」と、パパが過酷な体験を語り始める。荷物といっても、身分証明などの書類と上着くらいしか持ち出せなかった。現金も、ママが予約していた歯科医用にたまたま持っていた治療代のみ。わずかな避難資金で、1日かけてキーウから隣国・モルドバ、さらには6日間で約3200㎞を大移動し、知人がいるスペインに避難したという。


ジュリアさんは「家族は近くに住んでほしいから」と、大手求人メディアに勤める夫と協力して部屋などを準備した。スペインに1カ月滞在した後、一家はビザを取得し来日することに。当面は地元自治体からの一時金と夫のサポートで生活費を賄うが、大変なのはこれから。


パパは「ウクライナに戻っても生活できる場所はないから、できれば仕事を見つけて日本でやり直したい」と、再出発の決意を明かした。そこへ届いた、大きな段ボールが6箱。中身は、避難民支援として東京都から無償で提供される、電子レンジなど生活必需品だ。


生活用品を前に、パパが「親として感謝したい。佳とジュリアのおかげだ」と感謝する傍ら、ミッシェルさんは「やっとこれからの生活のイメージができた」と、涙を流した。


1週間後に訪れると、段ボールが食卓に進化した。床に座って食べるより、便利になったという。お料理中のママにメニューを聞くと、「ヴァレニキ(餃子のようなもの)を作ろうと思って」という。ミッシェルちゃんも手伝って、たっぷりのニンジン・キャベツ・玉ねぎを炒め、代用品の餃子の皮で具を包み、10分茹でる。最後に炒めた玉ねぎと合わせると、ウクライナの母国メシ・ヴァレニキの完成だ! 本来添えるサワークリームは、ヨーグルトで代用。段ボール食卓で食べた家族の反応は、「生地の薄さや食感は違うけど、イケるね」! ようやく、こんな平穏な日常も戻りつつあった。


数日後、一家は秋葉原へ。「色々見て、いい物があれば買いたいな」というアニメ好きのミッシェルちゃんは、街中のアニメの看板に目移り。そう、この日はミッシェルちゃんのため、家族で”アキバ”観光にやってきたのだ。好きなスマホゲームのポスターを見つけては、笑顔ではしゃぐ。そんな三女に、「侵攻が始まってから、ミッシェルはずっと泣いていたしずっと緊張していたから、少しでも笑顔にさせたくてね」と、パパも嬉しそう。


次にアニメグッズを見に、秋葉原ラジオ会館へ。欲しい物だらけで、ミッシェルちゃんは頭を抱えてしまい、ジュリアさんに「買ってあげるから」と言われても、いらないと外に出てしまった。2店目のアニメショップでも、やっぱり何も買わないで退店。どうしたのかな?


夕食は、初めての回転寿司へ。初めての粉末緑茶を飲み、初めてのマグロ握りを食べたミシェルちゃんは、美味しいとまた笑顔に。そこへジュリアさんが、ミッシェルちゃんにサプライズ。包みを開けると大好きなスマホゲームのキャラクターのキーホルダーが現れ、思わず号泣してしまった。

ジュリアさんは「わかってた、一番欲しい物だって。長く見ていたから」と、喜んでくれたことにホッとする。当のミッシェルちゃんは、「みんな大変なのに、私だけ欲しい物をねだるのは悪いと思って」と、何も買わずに出た理由を明かした。パパも「ささやかな物でも、こんなに幸せになれると気づかされた。最高に幸せな気分だよ」と、涙を拭ったところで密着は終了。


がんばるよ、と前向きな一家とはここでお別れ。その後、みんなで日本語学校に通い始め、パパとママは食品工場へ、二女ダニエルさんはWEBデザイナーとして働き始めたという近況報告もあった。ミッシェルちゃんも、中学校に入る準備の真っ最中だという。そんな日本での新たな生活、引き続きこれからも応援します!!

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