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民家の床下から4000万円相当の金貨がザクザク

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 もしかしたらうちにもお宝が眠ってるかも?と夢とロマンを抱かせてくれるようなニュースがイギリスから舞い込んだ。

 自宅の改修工事をしていたところ、台所の床下に古めかしい筒状の陶器が埋まっていた。その中には264枚もの金貨が入っていたのである。

 とてつもない貯金箱だ。これらの金貨は、17世紀から18世紀にかけての希少なもので、総額25万ポンド(約4130万円)の価値になるという。

民家の床下から大量の金貨を発見

 イギリス・ノースヨークシャー州エラービーに住むカップルは、2019年7月に10年間住んでいた18世紀に建てられたとされる自宅の改修工事を行っていた。

 ある日、台所の床下をはがすと、コンクリートの15cmほど下に塩釉(えんゆう)が施された陶器が埋まっているのを発見した。

台所の床下に埋まっていた塩釉陶器、サイズはコーラ缶ほど / image credit:Spink & Son / Gregory Edmund

 その中には264枚もの大量の金貨が!

 興味が沸いたカップルは専門家に鑑定を依頼したところ、1610年から1727年にかけて製造された希少な硬貨であることが判明したという。

image credit:Spink&Son/ Gregory Edmund

製造エラーの金貨264枚

 コカ・コーラの缶より少し小さな陶器に入っていた金貨の枚数は合計264枚。そのうち、1720年に発行されたジョージ1世の硬貨は、製造上のミスにより、本来表面にジョージ1世の肖像が彫られているが、両面が裏のデザインになっていた。

 また、1675年のチャールズ2世の硬貨にはスペルミスがあり、ラテン語の王の名前の綴りが「CAROLVS」ではなく、「CRAOLVS」となっていた。

 更に、調査によってこれらの硬貨はイースト・ライディング・オブ・ヨークシャーのハル出身の裕福な商人、ファーンリー=マイスター家のものと判明した。

 マイスター家は鉄鉱石、木材、石炭の輸出入業者であり、後の世代は 1700 年代初頭にホイッグ党の政治家や国会議員を務めたという。

 硬貨は、ジョセフ・ファーンリーと妻サラ・マイスターが生きている間に集められたと推測されている。

 ファーンリーは 1725 年に他界し、その後未亡人は1745 年に 80 歳でこの世を去るまでエラービーに住み続けていたそうだ。

総額25万ポンドの金貨、10月にオークションで販売予定

 カップルがこの改修工事にどれほどの費用をかけたかはわからないが、少なくともその一部は回収できそうだ。

 これらの金貨はオークションにかけられることが決まった。

 ロンドンに拠点を置くオークションハウス『Spink&Son』の競売人グレゴリー・エドマンドさんは、このように話している。
これは、非常に魅力的で重要な発見です。英国の金貨が大量に市場に出回ることは非常にまれです。

この260枚以上の硬貨の発見は、英国の考古学的記録において最大のものの 1 つでもあります。

それらは製造上のミスがあり、完璧な硬貨ではありません。しかし、硬貨の数と独特の埋葬方法は、イングランド銀行の最初の数十年間の複雑な英国経済と、その新たな発明である「紙幣」に対する重大な不信を理解する絶好の機会を提供しています。

普通の民家の床下という、まさかの場所からの素晴らしい、本当に予想外の発見です。

長年の経験を持つ硬貨の専門家として、自分の人生の中で同様の発見はありませんでした。したがって、将来の世代の利益のためにこの宝庫を適切に記録し、調査できることは非常に光栄です。
 ジョージ1世の硬貨は、最も希少価値が高いとされ、4000ポンド(約66万円)で取引される予定だ。

 また、チャールズ2世の硬貨は1500ポンド(約25万円)の見積価格が出ており、総額25万ポンド(約4130万円)の価値になるとみられている。

 オークションは、10月に開催されるということだ。

References:U.K. Couple Finds Rare Gold Coins During Home Renovations | Smart News| Smithsonian Magazine/ written by Scarlet / edited by / parumo

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