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勇壮な英雄たちの歴史が今ここによみがえる! ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵 -武者たちの物語

cinefil

勇壮な英雄たち、ひるがえる刀剣、恐ろしげな怪異。時空を超え、武者たちのドラマティックな戦いがよみがえります。
スサノオノミコトとヤマタノオロチの戦いや源平合戦、そして上杉謙信と武田信玄の合戦など、軍記物語や武勇伝説に見られる英雄たちの姿を描いた浮世絵は「武者絵」と呼ばれ、葛飾北斎の「風景画」や菱川師宣、喜多川歌麿の「美人画」と並んで、多くの浮世絵師によって手がけられ、江戸時代に人気を博していました。
また、そうした武者絵と関連するイメージは刀剣の鐔(つば)のデザインとしても使用されています。

このたび、兵庫県立美術館において、2022年9月10日(土)から11月20日(日)まで「ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵 -武者たちの物語」が開催されます。

本展では、世界最高水準の日本美術コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品から、武者絵118点、武者絵と共通のイメージがデザインされた刀剣の鐔27点、英雄たちの活躍を彩る重要な要素である刀剣20口(くち)が厳選して展示されます。
また、武者絵の世界をより分かりやすくご紹介するため、国内コレクションからも刀剣、浮世絵が特別出品されています。
ボストン美術館所蔵の武者絵はすべて日本初出品の作品です。
精緻な工芸技術で武者たちの姿をデザインした鐔27点を、武者絵とともに展示します。同一の主題を持つ鐔と浮世絵を並べることで、武者たちのイメージの広がりを鑑賞して頂けます。

ボストン美術館の名刀を通して、平安時代(11世紀)の刀工、安綱から江戸時代の新刀までの日本刀の歴史を概観することができます。また、ボストン美術館所蔵の刀剣がまとまって展示されるのは約半世紀ぶりのこととなります。
是非、この機会に、ボストン美術館の名品により、江戸時代の人々が熱狂した英雄たちの物語をお愉しみください。 それではシネフィルでも、展覧会の構成に従っていくつかの作品を観ていきましょう。

歌川国貞「渡辺ノ綱 坂田金時 平井保昌 源頼光」文化12年(1815)頃 William Sturgis Bigelow Collection

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「土蜘蛛退治図鐔 銘 松涛軒吾竹貞勝(花押)」明治時代(19世紀) Charles Goddard Weld Collection

神代の武勇譚(たん)

『古事記』や『日本書紀』、各地の風土記には神々だけでなく天皇や地方豪族の武勇譚も伝えられています。
本章ではスサノオノミコトや雄略天皇などの姿を描いた作品が紹介されています。

歌川国芳「小子部栖軽豊浦里捕雷」天保5〜6年(1834〜35)頃 Bequest of Maxim Karolik

平安時代の武者

本章では、藤原秀郷(ふじわらのひでさと)、源頼光(みなもとのよりみつ)、平惟茂(たいらのこれもち)など10世紀から11世紀にかけて活躍した武士の物語を主題とした浮世絵が紹介されています。
特に、源頼光とその四天王による土蜘蛛(つちぐも)退治や大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)退治の物語は、江戸時代の通俗史書『前太平記』にも記述されており、武者絵だけでなく、歌舞伎や浄瑠璃としても親しまれていました。

歌川国芳「源頼光の四天王土蜘退治之図」天保10~11年(1839~40)頃
William Sturgis Bigelow Collection

源平時代の英雄

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