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教育水準の高さゆえ、ファミリー層から安定の人気を誇る“あの街”

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教育水準の高さゆえ、ファミリー層から安定の人気を誇る“あの街”

ビルや高層マンションが立ち並ぶ都心らしさはありつつ、落ち着いた古い街並みも残る街。

それが「高輪台」である。

ワンランク上の生活を求めるセレブが集うが、ファミリー層も多く、他の港区エリアとは様相が少し異なる。

なぜ、この街に大人は魅了されるのか。その理由を徹底解剖する!


東京の街の個性を徹底調査する連載「東京ご近所探訪」。過去にご紹介した街も、要チェック!


今月のエリア【高輪台】


今回取り上げるのは、港区の高輪台。

港区の中でも比較的閑静なエリアで、周辺は、品川、五反田に隣接する住宅街。国道1号線を挟んで、駅西側が高輪1〜4丁目、東側が白金台1〜2丁目となる。

元々、由緒正しい土地で江戸時代は大名屋敷が立ち並び、明治時代以降は皇族の邸宅が多く構えられた元祖・セレブの街だ。


時代の流れとともに街並みも変わり、穏やかで住みやすいエリアへ


さらに、1964年の東京オリンピックまでは、港区有数のにぎやかな街だったと高輪台商店会・会長の小島將彰さんは振り返る。

「国道1号線の両側に都電が走っていて、銀座や赤坂に行くにも交通の便がよかったですね。二本榎通りには500mにわたって商店が並んでいました。

高台のお屋敷街だったので、当時は麻布や青山生まれの人に羨ましがられたものです」

その後、都電が廃止され、商店は時代の流れでマンションやビルに代わり、現在の落ち着いた街並みになった。



高輪台駅から白金方面は港区、五反田方面に向かうとすぐに品川区になる。

国道1号線は片側4車線と、都内屈指の道幅。


港区生粋のセレブたちが、落ち着いて暮らす街


こうした静かで品行方正な場所を好んで移り住む人の中には、品川や汐留、大崎に本社のある大手企業に勤務するエリート層も多いという。

高輪台駅近くにあり、客層の9割が近隣住民というイタリアン『filo』の外川絵里香さんはこう話す。

「当店はコスパの良いナチュラルワインが主体ですが、高価なワインを求める方も。お勘定は気にせず、という方が多い印象ですね」

やはりというべきか、所得の高い人が多いようだ。


カジュアルなナチュラルワインが勢揃い!『filo』


今年3月にオープンしたばかりなのに連日満席のカウンターイタリアン。

「日替わり前菜5種類盛り合わせ」(2人分2,400円)は、8割の客が注文する人気メニュー。



しかし、港区特有の競争意識が強いかというとそうでもなく、むしろ「食も服装もワンランク上を求める人は多いですが、落ち着いたファミリー層という印象です」と、『ブーランジェリー セイジアサクラ』の池田正史さんは言う。

同じ港区でも麻布や白金の住民とは違い、ブランド志向で派手好みの人はおらず、マウントを取るような人は稀有との声も。


地元民の日常に寄り添う人気店『ブーランジェリー セイジアサクラ』


開店時に行列ができる人気店。店主・朝倉誠二さんは『情熱大陸』で取り上げられたことも。

「チーズカレーパン」(370円)、スペシャリテの「バゲット」(400円)は必食。



また、ファミリー層が引っ越してくる理由としてあがったのが教育水準の高さ。

実際、高輪台エリアにある「高輪台小学校」も「白金小学校」も、少子化にもかかわらず児童数は年々増加。

「学歴の高い親御さんが多いので、皆さん、本当に教育熱心。この辺りの小学生の9割は中学受験をします。

なので、学習塾の数が多く、受験先は開成や麻布、慶應が人気ですね」と、生まれも育ちも高輪という居酒屋『壇太』の安達 壇さん。


大人から子どもまで、名物の餃子にもう夢中!『壇太』


かつて議員宿舎が近くにあり、小泉元首相ら議員が通う店として有名に。

名物「餃子」(500円)は、2、3皿頼むのが当たり前。ヒダが多めのパリッと食感が人気だ。

近隣向けに、土曜は子ども連れも可なファミリーデーになっている。



高輪台には学校も多く、国道1号線沿いに「明治学院大学」、高輪台駅の隣に「頌栄女子学院」がある。



改めて街を見渡せば、小さな寺や坂が多く、古い街並みが残るのも落ち着いた雰囲気を醸し出しているゆえんなのだろう。

時代が変わり、住む人が変わっても、品格のある街の様子が脈々と受け継がれている。

高輪台こそ、真のセレブが集う街といえそうだ。


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