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年収1,000万超えの男性に気に入られた♡絶対逃したくないと思ったのに…

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年収1,000万超えの男性に気に入られた♡絶対逃したくないと思ったのに…

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は?

▶前回:男の家へ頻繁に来る女。男が好意を伝えても、女が3ヶ月もスルーする理由は?



― この子、すごいタイプだから紹介してほしい。

海斗は、たしかに私の友人にそう言ったと聞いている。

それに最初に海斗に会った時、彼は目を輝かせて言っていた。

「僕、志穂ちゃんのことタイプなんだよね」

こんなことを言われたら、嬉しいに決まっている。しかも相手は年収1,000万超えのモテ男。

幼稚舎出身で育ちも良い。性格もいい。むしろすべてがいい。

今年で30歳になる私としては、大きなチャンスが巡ってきたと思っていた。

けれども何度かデートをした結果、海斗からの連絡は徐々に減っていってしまった。

― あれ?私、何かしたかな…。

最初はあんなにもグイグイ来ていたはずなのに、どうして彼の態度は変わってしまったのだろうか。


Q1:男が実はずっと言いたかったことは?


海斗を紹介してくれたのは、女友達の梨花だった。

彼氏と別れて、約半年。次の人を探さないとなぁ…となんとなく思っていたところ、梨花とランチをしていると急にこんなことを言われた。

「そういえば、前に志穂とお茶した時の写真をストーリーにあげたら、男友達から『紹介してほしい』って言われたんだけど…」
「そうなの?どんな人?」
「海斗くんっていう、幼稚舎出身の人。今は代理店に勤めてるんだけど、性格もいいしオススメだよ。最近彼女と別れたんだって」
「へぇ、そうなんだ」
「とにかく志穂のことがタイプなんだって」

そう言われて、悪い気はしない。さっそく梨花に取り持ってもらい、3人でご飯へ行くことになった。



「こちら、海斗です。志穂のことタイプなんだって」
「初めまして。ごめんね急に。でも僕、志穂ちゃんのことすごくタイプで…」

食事が始まって早々、梨花からの直球な紹介に、私は思わず赤面してしまう。ここまで真っ正面から“好き”と言われると逆に恥ずかしい。

「いえいえ、そんなそんな…」
「志穂ちゃんは、今何してるんですか?」
「私はIT系です」
「オフィスはどこにあるの?」

広告代理店特有のノリなのかわからないけれど、すごく話を盛り上げてくれる。そのおかげで食事会は楽しくて、すっかり海斗のペースにハマっていた。

「志穂ちゃん、今度2人で食事へ行きませんか?」
「は、はい。もちろんです」



とんとん拍子に話は進み、あっという間にデート当日になった。

約束の時間は19時からだったので、その前に夕方からネイルへ行き、マツエクにも行って準備は完璧だ。

しかしマツエクが思ったより長引いてしまい、10分ほど遅刻をしてしまうことになる。施術が終わると、私は慌てて飛び出してお店へ向かった。

― 化粧直しはタクシーの中で済ませたけれど、大丈夫かな。

本当は先に着いてお手洗いの鏡などを見たかったけれど、仕方ない。急いでお店へ向かうと、海斗はすでに席に着いていた。

「すみません、お待たせしました」

謝ると、にこやかな笑顔で迎えてくれた海斗。その顔を見て、ほっとする。

「僕もさっき来たところだから。忙しかった?」
「ちょっとマツエクが終わらなくて…」
「だからか。全然大丈夫だよ。とりあえず何か飲もうか」
「はい!」

話せば話すほど、彼の人間性も素敵なことに気がついていった。

「志穂ちゃん、お水いる?」

チェイサーのグラスが空いているとすぐに気がついてくれるし、気配りもできる。

「梨花とはいつからのお友達なの?」
「実は社会人になってからのお付き合いで」
「そうなんだ。梨花ってイイ奴でしょ?」
「はい。とっても大好きな友達です」

― また、会えたらいいな。

そう思ったデートだった。


Q2:男がデート中、ずっと見ていたところは?


そしてすぐに、二度目のデートをすることに。この日はドライブに誘われ、海斗の車に乗れることになった。

ただ残念ながら、当日はあいにくの雨だった。落ち込む私に、家の近くまで迎えに来てくれた海斗は普段どおりの爽やかな笑顔を見せた。

「海斗くん、お待たせ。車ありがとう」
「いえいえ」

車にそのまま乗り込むものの、雨のせいで洋服も濡れるし、足元にそのまま傘を置くものの、かなり邪魔だ。

「雨だねー…。残念」

そう嘆く私に、笑顔で諭す。

「まぁでも雨だからこそできる楽しいこともあるし。それよりちょっと歩かせちゃってごめんね。エントランスに入れなくて」
「ううん、今工事中だから。場所すぐわかった?」

海斗の車は、あまり車に詳しくない私でもわかる高級車だった。今は年収1,000万の商社マンでも、やっぱりお坊ちゃまなのか…と妙に納得する。

「いやいや、全然だよ。ありがとう。志穂ちゃん、傘よければ畳んで後ろに置いておこうか?」
「ううん、濡れてるし足元で大丈夫だよ」
「本当?靴と洋服が雫で汚れちゃわない?大丈夫?」

なんて気が利く紳士なのだろうか。会うたびに、私は確実に海斗に惹かれていっていた。

「海斗くんって、どうしてそんなに気が利くの?」
「そう?普通だよ」

そう言いながらも、さりげなく車のドアを開けてくれて、傘を私にさしてくれた海斗。



しかもこの日のデートプランは海斗がすべて決めてくれていて、お店も行く場所も、ただ私は海斗に付いていけば良いだけだった。

海斗が予約してくれていたのは由比ヶ浜のほうにあるお座敷スタイルのお蕎麦屋さん。彼もデートプランも完璧だ。



靴を脱いでお座敷に上がり、改めて海斗と向かい合う。真正面から見ると顔立ちも素敵で、こんな人と結婚できたらきっと理想の生活ができるに違いない。

「海斗くんって決断力もあるし、すごいよね」
「長男だからかな(笑)。あと出かけるのが好きだから、行きたいところがたくさんあって」
「そうなんだ…!!」

お蕎麦を食べながら、幸せな気持ちになった。

「あ〜お腹いっぱい」
「おいしかったね。本当は晴れてたら、長谷寺でも行こうかなと思ったんだけど…室内に変更しようか」
「お気遣いありがとう。でもせっかくだし、長谷寺とか行こうよ」
「大丈夫?歩ける?足と靴がまた濡れちゃうかなと思って…」

先ほど駐車場からお店に入る間に歩いた時に、足が濡れてしまった。でも気にしないし、放っておけば乾いていく。

「全然大丈夫だよ。どうせ乾くし!」

この日は半日一緒にいて、とても楽しくデートは終わった。車内でも学生時代に聞いていた音楽の話などでずっと盛り上がっていた。

あっという間に夜になり、家の下で車を止めてくれた海斗にお礼を言うため、私はまっすぐ彼を見つめた。

「今日は本当に楽しかった。ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう。気をつけて帰ってね」
「もう家の真下だから大丈夫だよ(笑)」

名残惜しさを残したまま、私は車のドアをバタンと閉め、車が見えなくなるまで手を振り続けた。

― 楽しいデートだったな。

でもそう思っていたのは、私だけだったのかもしれない。この日から連絡が来なくなり、海斗は急に冷たくなった。

― ……なんで?

ひとり理由がわからず、納得できずにいる。


▶前回:男の家へ頻繁に来る女。男が好意を伝えても、女が3ヶ月もスルーする理由は?

▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由

▶NEXT:9月11日 日曜更新予定
男がデート中に見ていた、ある箇所とは…?


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