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フライパン1つで簡単おいしい「ひとさライス」…料理研究家・小堀紀代美さん

たべぷろ

予約が取れないほど人気の料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」を主宰し、料理研究家としても活躍する小堀紀代美さん。最新刊『ごはんにかけておいしい ひとさライス』は、野菜もたんぱく質も取れるひと皿が簡単にできると話題です。小堀さんに、夏にオススメの「ひとさライス」や盛りつけのコツ、葉野菜をおいしく調理するポイントを教えていただきました。

おかず1品つくるだけ 栄養&ボリューム満点のひと皿

「ひとさライス」は、カレーライスのように、ごはんにかけて食べる料理のこと。おうち時間が増えて新たに料理を始めた方や時間がない時でも簡単につくれるように、フライパン一つで調理時間は15~30分、おかず1品で完成するひと皿を考えました。

肉や魚などのたんぱく質と野菜を組み合わせているので栄養もボリュームも満点。「料理をつくりたい」という気持ちが高まればと思い、見た目も華やかに仕上げています。

食欲がない夏場でも楽しめるのが、サラダと組み合わせた「ひとサラダライス」です。中でもオススメは「鶏ひき肉の和ラープ」。ラープはタイ料理の一つで、肉を使ったスパイシーなサラダのこと。私は、ラープとごはんを一緒に食べるのが大好きなんです(笑)。本来は、こぶみかんの葉やパクチーなどのハーブを使うのですが、手に入りづらいと思い、三つ葉やみょうが、青じそなど和の薬味をたっぷり使ってサラダ仕立てにしました。ナンプラーは使用せず、レモンしょうゆだれであえるので、本場よりもさっぱりとした爽やかな風味になっています。

「ひとさライス」は、身近な食材と調味料で味にバリエーションをつけたレシピが中心。しょうゆベースに豆板醤やコチュジャンでスパイスを加えたり、からし酢じょうゆを使ったり。しょうがを食べ応えのある太さに切って加えるだけでも、味に新鮮さが出るんです。

葉野菜をおいしく調理するには 水につけた後、水けをよくきること

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「ひとさライス」の盛りつけのコツは、ラフにドンとのっけることです。SNSにアップする時は、こぼれてもキレイに整えず、そのままを写真に収めたほうが、大胆さや勢いが出ておいしそうに見えると思います。また、テーブルセッティングをきちんとするよりも、料理のアップや食べかけの状態、自分がおいしそうだと思った目線で撮れば、空気感も伝わるような気がしますね。

野菜は、ひと手間で仕上がりに差がでます。とくに葉野菜は、時間が経つにつれ、どうしても水分が失われていくので、おいしく調理するには水につけておくのがポイント。しおれていた野菜もハリがでて、シャキッとなります。サラダをつくる時だけでなく、炒めたり煮たり、蒸す時も水分を一度含ませてから調理すると、ぐんとおいしくなるんです。ただし、野菜に余分な水分がついていると腐敗のもとになったり、味が絡みにくいので、ザルに上げて水けをしっかりきることが大事です。

きゅうりをたっぷりはさむ 我が家の定番サンドイッチ

いつもストックしている野菜は、れんこんときゅうりです。れんこんは、煮物や炒め物、サラダにもよく使いますね。

きゅうりは、蛇腹切りにして昆布水(水に昆布と塩を加えたもの)につけたものを冷蔵庫につくりおきしています。浅漬けのような味になるので、そのまま食べてもおいしいし、サラダや酢の物にも活用できるんです。きゅうりだけをふんだんにはさむサンドイッチもよくつくりますね。焼き上げたパンにマヨネーズをぬり、薄切りにしたきゅうりをのせ、少し塩をふってはさめばできあがり。カリッとしたパン、きゅうりのみずみずしさとシャキシャキした食感が楽しめる、我が家の定番メニューです。

夏頃から料理教室の募集を再開する予定ですし、ライブ配信のレッスンやレシピ動画などにもチャレンジしようと思っています。主軸はもちろんリアルな料理教室ですが、足を運ぶことができない方にもオンラインレッスンを通して少しでも手軽に、私の味を楽しんでいただけたらなと思います。

〈プロフィル〉
こぼり・きよみ 東京都渋谷区・富ヶ谷にあった『LIKE LIKE KITCHEN』(2012年閉店)でオーナー兼料理人を務めた後、現在は同名の料理教室を主宰し、雑誌などでも活躍中。スパイスやハーブを使ったセンス抜群の料理にファンも多く、レッスンの告知をするとすぐ満席に。著書は『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』(主婦の友社)、『フルーツのサラダ&スイーツ もっとおいしい組み合わせで』(NHK出版)など多数。

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