初回、エンジェルス打線は約3ヵ月ぶりの登板となった相手先発エデュアルド・ロドリゲスを捉える。先頭のデビッド・フレッチャーが安打で出塁すると、大谷も四球で続いて1死一、二塁と、早くも先制の好機を作るも、後続が倒れてここは無得点。大谷の登板前に先制することはできなかった。
その裏にマウンドに上がった大谷は、先頭のライリー・グリーンにインコースへの初球を捉えられ、いきなり先頭打者ホームランを浴びてしまう。その後も1四球を含め、やや制球に苦しむなど、やや不安の残る立ち上がりとなった。さらに大谷は2回にも2死満塁のピンチを招く。ここは辛くも無失点で切り抜けたが、一つ間違えれば大量失点の気配も漂う。
ピッチングが苦しい中では少しでもバッティングで自ら援護したいところだが、3回1死一、二塁のチャンスで回ってきた第2打席は空振り三振に倒れる。そして4回、2死から連続フォアボールを与えてピンチを招くと、ビクター・レイエスに2点タイムリー三塁打を打たれてしまう。
その直後、5回1死一、二塁の場面で打順を迎えたところで、大谷は腹痛を発症してゲームから退き、11勝目を挙げることはできなかった。エンジェルスはその後も得点できず、結局4対0で試合終了。大谷には今季8敗目がついてしまった。
構成●SLUGGER編集部