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大谷翔平は正しく評価されてない? 二刀流の“偉才”にマイナスが付く万能指標「WAR」に疑問の声「許されるものではない」

THE DIGEST

大谷翔平は正しく評価されてない? 二刀流の“偉才”にマイナスが付く万能指標「WAR」に疑問の声「許されるものではない」

 昨季にアメリカン・リーグのMVPに輝いた二刀流スターは、今季も堂々たるパフォーマンスを見せてきた。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
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 投打のスタッツは、その凄みを如実に物語る。打っては打率こそ.266ながら、およそ投手のそれではない27本塁打、OPS.874をマーク。投げても10勝を挙げ、防御率2.69、奪三振率12.69とリーグトップクラスのハイアベレージを維持している。

 となれば、必然的に2年連続のリーグMVPへの期待が高まるのだが、いま、現地メディアなどで強く推されているのは、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジだ。今季ここまでに46本塁打をマークしている怪物スラッガーは、往年の大打者ロジャー・マリスの持つア・リーグ年間最多本塁打記録(61本)も超えると見られている。

 ジャッジが推されている根拠の一つとなっているのが、“ある指標”だ。異なるポジションの選手を「どれだけ勝利に貢献したか」という点で評価する数値「WAR」である。

 そもそも、WARは「Wins Above Replacement」の略で、各ポジションの最低レベルの選手に比べて、どれだけの勝利数を上積みしたかを推し量るスタッツだ。近年ではサイ・ヤング賞の投票などを占ううえで重要視されるようになったのだが、投手と野手を同じ土俵で比較できるという特徴がある。
  MVP投票する記者たち基準とするという米野球専門サイト『Baseball Reference』のWARランキングでは、ジャッジが「6.9」で両リーグトップに君臨。大谷は6.3で4位に甘んじている。この結果もあり、現地メディアではヤンキースの主砲が根強く推されているのである。

 もっとも、WARのあり方に苦言を呈する人もいる。稀代の野球マニアとして知られる米俳優のマイケル・ウェルチ氏は、現在の指標の出し方が「理にかなっていない」と指摘。「オオタニは、投げない日には指名打者だからと数値が減点される。だけど、普通の先発投手は投げない日にはマイナス評価されない」と疑問を投げかけた。

 いったいどういう意味なのか。

 実はWARは数値を算出する際に、守備負担の違いを考慮するためポジションによって補正が加えられる。捕手や遊撃手が大きく数値加算される一方で、比較的に負担の小さいとされる左翼手と右翼手、一塁手、先発投手の評価は低く「0」。指名打者に至っては無条件でマイナス評価が下されるようになっている。

 無論、登板日以外には指名打者が定位置となっている大谷もマイナス評価がついており、今季の守備貢献は「-1.1」。ウェルチ氏はこの評価基準に異論を唱えたわけである。

 これは二刀流が生んだWARの“盲点”と言えるかもしれない。「問題だ」と強く訴えるウェルチ氏は、「これは許されるものではない。さまざまな問題はあると思うが、今この瞬間において最も重要なことは、ショウヘイ・オオタニの価値を正しく評価する方法を考えることだ。それは誰もが認めるはずだ」と現状の改善を求めた。

 ちなみに、守備位置補正は毎年、値が修正されている。そのため、大谷のような二刀流選手が増えていけば、評価基準が改定される可能性も小さくはないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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