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猛暑時の停電は熱中症リスクが高まる!備えのポイントはここ

防災ニッポン

夏の停電時は熱中症のリスクをできるだけ下げる行動や対策が必要です。

水分を補給する

まずは水分を補給することが大切です。コーヒーやお茶のように利尿作用が高い飲料はできるだけ避けて、水やスポーツドリンクなどを補給しましょう。
また、汗をかくと大量の塩分が体外に放出されます。体内の塩分濃度が低くなると体温調整機能が正常に働かなくなるので、塩飴や少量の塩も合わせて摂取しましょう。

体の熱を冷ます

体の熱を体外に排出するための対策も必要となります。冷凍庫に保冷剤や氷がある場合は、タオルなどに巻いて太い血管がある首に当ててください。
保冷バッグがあれば、冷蔵庫や冷凍庫のものをその中に入れて保管しましょう。電源が切れて数時間たった冷凍庫や冷蔵庫に比べると保冷力が高く、凍った食材や氷なども入れることができれば、保冷バッグの保冷力はさらにアップします。

保冷剤がない場合は、タオルを水で濡らして首に巻きましょう。体を濡らすと、その水分が蒸発するときに体の熱を下げられます(気化熱の原理)。気温が上がると汗をかき、体温を下げようとするのと同様の方法です。また、水風呂に入って体を冷やすのもおすすめします。

ほかには、車のエアコンで体を冷やすのも効果的な方法です。車のエアコンはガソリンがあれば使えるので、停電時でも体を冷やすことができます。

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夏に停電が発生すると、暑さから避難するために車を使う人が増えるので、ガソリンスタンドがいっぱいになることがあります。給油に慌てないようにするためにも、普段からガソリンが半分から3分の2くらいになったら給油する習慣をつけておきましょう。

夏の停電に備えて用意しておきたい防災グッズ

夏の停電に備えて用意しておきたい防災グッズを以下にまとめました。

冷却タオルとは、冷たさを感じられるタオルのことで、首に巻いたりして体を冷やせます。内蔵された保冷剤を凍らせて使用するタイプのほか、濡らして使用するタイプ、特殊な繊維による接触冷感タイプがあります。

保冷バッグは、アウトドアメーカーや釣り具メーカーのものが保冷力に優れていておすすめです。停電時に保冷バッグをすぐに使うためにも、冷凍庫に2Lのペットボトルを1本凍らせておくと便利です。ペットボトルなので水が漏れることなくクーラーの中を冷やせます。
溶けたら飲み水として使うこともできます。

また、ポータルブル電源は、電力量が1,000 Wh以上あるものを備えておくと、冷蔵庫や扇風機などさまざまな生活家電を使うことができます。
カセットボンベやガソリンで動く自家発電機なら1,000Wh以上のものが多いです。繰り返し使うことができる車のシガーソケットや太陽光などで充電できるポータルブル電源もあると便利です。

こちらの記事もおすすめ!→停電!懐中電灯を探す以外ですべきこと・できること

夏の停電で命を守ることができるかどうかは事前の備えにかかっています。電気が使えなくなったことをイメージし、何が必要になるのか改めて考えてみることをおすすめします。その上で今すぐに備えることができるものがあれば早めに用意しておきましょう。

〈執筆者プロフィル〉
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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夜の地震で大規模停電(前編)家や家族に何が起きる?

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