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「ボク、来年には死んでるんですよ」池田貴族が放った本塁打王への激励の言葉

アサ芸プラス

 セ・パ両リーグで本塁打王に輝いた元スラッガー・山崎武司氏が8月10日、YouTubeチャンネル〈ピカイチ名古屋チャンネル〉に出演。99年のシーズンを振り返った。

 この年、中日ドラゴンズは星野仙一監督のもと、11年ぶりのリーグ優勝に輝いた。山崎氏は主要選手の1人として試合に出場していたが、リーグ優勝を決めた9月30日のヤクルト戦で、一塁守備中に打者走者と交錯して左手首を骨折。王貞治監督率いる福岡ダイエーホークスとの日本シリーズに出場できなかった(結果は4勝1敗でダイエーがV)。

 山崎氏はリーグ優勝のビールかけを眺めるだけで参加できず、落ち込んでいた。その際、中日ファンで知られるミュージシャンの池田貴族氏から励ましの言葉を貰ったのだという。

「初めて池田貴族さんと話した時に『まだ次あるじゃないですか』って言われたんですよ。『ボク、来年には死んでるんですよ』って、あの人言ったんです。『ボクにはもうチャンスがない。だからめげずに頑張って下さい』って励まされて。それが力になりましたね。池田貴族さんからのその言葉が…」

 池田氏は、96年に肝臓ガンを発症、99年12月25日に死去している。「娘が3歳になるまで生きる」ことを励みにしていたが、池田氏の娘はまだ1歳10カ月だった。

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「死ぬわけじゃないんだよな。まだやり直しきくよな」

 池田氏の言葉は、まぎれもなく山崎氏に力を注いだようだ。

(所ひで/ユーチューブライター)

 
   

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