Q.保冷剤で食品を何時間程度、持ち運べるのでしょうか。
石原さん「保冷剤の重さによって異なります。例えば、洋菓子店などで配布されることが多い約50グラムの保冷剤の場合、1~2時間ほど、食品の持ち運びが可能です。持ち運びの際に保冷剤だけでなく、保冷バッグも使えば効果が倍増します」
Q.保冷剤の使用時や保管時の注意点について教えてください。
石原さん「高温多湿な場所に長時間放置した場合や凍った状態で衝撃を与えると、表面が破れるなど製品が劣化する原因となります。基本的に冷凍庫で保管し、丁寧に扱いましょう。冷凍庫を使用できない場合や保冷剤をしばらく使用する予定がない場合は、冷暗所で保管しても構いません。その際は保冷剤をしっかり溶かして、水分をよく拭き取ってから保管してください。
不織布の保冷剤はフィルムタイプの保冷剤に比べて表面が破れやすく、汚れが付くと落ちにくいです。また、使用後にそのまま常温の場所に置くと、かびが生えることもあるので取り扱いに注意してください」
広告の後にも続きます
Q.暑い日、保冷剤を額や首に直接当てている人を見かけますが問題はないのでしょうか。
石原さん「保冷剤を肌に直接当てて使うと凍傷の恐れがあります。保冷剤で体を冷やすときは、タオルやハンカチなどで包んでください」
Q.使わなくなった保冷剤は可燃ごみ、不燃ごみのどちらで捨てた方がよいのでしょうか。
石原さん「自治体によって処分方法が異なります。捨てる際は、お住まいの自治体のごみの分別方法を確認してください」