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首から下が動かない…なぜ?難病ギランバレー症候群にかかった母の「心当たり」

幻冬舎ゴールドライフオンライン

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※本記事は、市川友子氏の書籍『ある朝、突然手足が動かなくなった ギランバレー症候群闘病記』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】「痛みから解放されたい…」“年間10万人に1人”の難病女性が書いた凄惨な闘病記

第一章 急激な進行 首から下が動かない

【5日】 

頷き、首振りにてコミュニケーション可

両上肢軽度離握手、両下肢膝立て可、膝立て短時間可

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貧血が改善されず、出血の可能性を疑いエコー検査をした。レントゲンもエコーも、私は寝たままで、病室のベッドまで機械が来るとは便利になったと驚いた。内臓の出血は見つからなかったが貧血も改善されず、その後は輸血を何回かすることになった。

ICUにいる間検査と治療を繰り返し、一つずつ疑いを消していく、大変な作業だ。私は朦朧としていて、時折採血やレントゲンの機械を見たような気がするというのが正直なところ。この時点で、私はまだmRSレベル5だ。

この日の血液検査で、朝は8だったヘモグロビンの数値が何故か10になっていて、担当医が不思議がっていたそうだ。ともかく輸血の必要はいったんなくなった。

ちなみに自発呼吸は復活したが、自力で痰を出せないので人工呼吸器が外せない。私は人工呼吸器のチューブが喉に当たり痛いので、痛み止めの効力を強くしたいと思っていたが、呼吸が弱くなる可能性があり我慢するしかなかった。

今度は首に血栓が見つかった。担当医に若い助手を紹介された。私の担当医も十分若いと思ったが、彼ははるかに若かった。首の前から検査し始め、右横に来た時に画面を見ていた若い助手が口を大きく開けた。あきらかに驚いた感じのわかりやすい表情だった。彼は機械を片づけて私の足元で待ちきれないように囁いた。

「血栓がありましたよね」

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