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ラブシーンの上手さはスターの証。“キス職人”ソ・イングク「応答せよ1997」から「美男堂の事件手帳」まで、名場面を一挙紹介

MOVIE WALKER PRESS

実力派シンガーでもあり、ドラマとスクリーンを行き来しながら常に前進し続ける人気俳優ソ・イングク。この8月には、約3年ぶりに待望の来日ファンミーティングを開催するなど、いま特に注目を集めている。そんな彼のtvNドラマ「美男堂の事件手帳」が、Netflixで絶賛配信中だ。韓国オーディション番組「スーパースターKシーズン1」で72万人のなかから見事優勝を勝ち取るなど、天性のスター性の持ち主であるソ・イングクだが、実は韓国ドラマファンの間で、ロマンティックなキスシーンで視聴者を虜にするという“キス職人”として名高い。確かに、仔犬のような顔立ちでありながら男らしい体格、特徴的な唇の持ち主で彼が見せるキスには毎回ドキドキさせられる。ここでは彼がいままでどんなキスシーンを演じてきたか、あらすじと共にご紹介したい。

■「美男堂の事件手帳」のユーモラスなアクシデント・キスに漂うソ・イングクの色気

表向きは男性のムーダンとして占いカフェ・美男堂を営む容姿端麗なナム・ハンジュン(ソ・イングク)は、実は元プロファイラーにして口八丁の詐欺師。一流の占いの腕で客を騙しながら、事件も解決する巫堂界の異端児だ。そんな彼が、敏腕捜査官で事件解決のためなら手段を選ばないハン・ジェヒ(オ・ヨンソ)と事件を通して知り合い、正反対の2人は衝突をくり返しながらも次第に距離が近づいていくことになる。美男堂を取り巻く様々なキャラクターと、コミカルでもありながらミステリー要素も楽しめるストーリー、そしてソ・イングクとオ・ヨンソというラブラインの行方も見逃せないドラマになっている。

第6話では、アクシデントのようなキスシーンが視聴者をときめかせた。事件の捜査で病院に忍び込んだソ・イングクは、誤解から麻酔剤を投与されて朦朧としてしまい、ふとした瞬間にオ・ヨンソに覆いかぶさってキスしてしまう。ソ・イングクのユーモラスな表情もあり笑いを誘うシーンでもあるが、さすがは職人、キスの瞬間にそこはかとなく漂う色気は隠しようもない。オ・ヨンソは必死で「あれはキスではない。ただの事故」としてなかったことにしようとするが、胸に芽生えたときめきは押さえられなさそうだ。ようやく動き出したロマンスだが、果たして二人の恋の行方はどうなっていくのだろうか?

■雨の中で、観覧車で…ソ・イングクのロマンティックなキスシーン連発な「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」

2年半ぶりのドラマ復帰、そして3年ぶりの歌手活動再開など、ソ・イングクもかなり力を入れて取り組んだのが「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」だ。“滅亡”(ソ・イングク)と、ウェブ編集者ドンギョン(パク・ボヨン)の宿命づけられた恋を描くファンタジーラブロマンスドラマ。不治の病で余命100日を宣告をされ、毎日が不幸続きのドンギョンの前に“滅亡”を名乗る男が現れる。彼女のために願いを叶えてくれるという彼と、ドンギョンは命を懸けた契約をする。

ファンタジーということもあり、“滅亡”というきわめて特殊な役を演じることになったが、空虚さを湛えた瞳の演技でまたもやファンを虜にした。キスシーンも「キスする寸前で止める」という視聴者をやきもきさせる描写はもちろんのこと、常に冷静な“滅亡”ことソ・イングクがまるで堰を切ったようににキスをする“雨の中キス”や、夜景に照らされながらパク・ボヨンの顔を包み込むようにしてキスをする“観覧車キス”など、最高にエモーショナルなキスシーンが満載だ。

■ソ・イングク=“キス職人”を象徴する作品となった「応答せよ1997」

当時は無名だったソ・イングクを一躍韓国ドラマの寵児にした学園ドラマが「応答せよ1997」だ。2012年のソウルでの同窓会から始まり、釜山の高校生活へと時間をさかのぼって彼らの恋と友情に彩られた学園生活を描いていく。アイドルグループH.O.T.のトニー・アンに夢中なシウォン(チョン・ウンジ)と、幼い頃に両親を亡くしたため幼馴染であるシウォンの父母に育てられているユンジェ(ソ・イングク)は、顔を合わせれば喧嘩ばかりしている。しかし、ユンジェはただの幼馴染だと思っていたシウォンがいつしか気になるようになり、恋心を抱いていく。

シウォンもまた、親友がユンジェに告白したことを知ったあと、自分の揺れる気持ちを知るようになる。「応答せよシリーズ」の第1作として製作された本作の魅力は、韓国の歴史や時代、文化をうまくストーリーに落とし込みながら、初恋の甘酸っぱさでハイティーンものとして見ごたえあるドラマを作り上げたことだ。現代から見るとレトロに感じられるファッションや小道具も楽しく、視聴者を飽きさせない。なによりも、高校時代は校内1位の成績を取るほど優秀でクールなイケメン釜山男子、ユンジェを演じたソ・イングクのフレッシュな魅力が満載だ。学生服を身に纏いながらもどこか大人っぽい魅力を醸し出す彼が注目を集めたのもうなずける。

本作で見せた名キスシーンの数々によって、ソ・イングクが“キス職人”として巷で話題になり始めた。自身の気持ちが初恋なのかどうか確かめようとしたソ・イングクは、校庭でチョン・ウンジに不意打ちのキスをする。驚いた彼女から猛烈に叩かれるなどコミカルさもあるシーンは、爽やかでありながら汗がしたたるソ・イングクの体がまぶしく、甘いムードを視聴者に届けてくれる。こうしてなんとなく互いの気持ちに気づいていながらも距離が縮まらないまま、2人は高校を卒業。6年後に再会した2人がようやく自分の気持ちに素直になる瞬間が訪れる。離れたことで自分の気持ちに気づいたチョン・ウンジは、率直に「好き」と言う。ソ・イングクは、彼女の言葉への想いを熱いキスで伝える。2人が病院の階段に座っていたため、“階段キス”と呼ばれるようになったこのシーンは、いまもソ・イングクを象徴する場面となっている。

■ドキドキするけどせつない「マイ・ラブリー・ブラザーズ」の“ソファー・キス”

ソ・イングクがホームコメディに挑戦したシリーズ。離婚危機が迫るとある一家・ユ家には、問題だらけの3兄弟がいる。彼らは日々降りかかるトラブルに見舞われながらも、家族として絆を育んでいく。儒教道徳が強い韓国社会において、結婚や家族について一石を投じる意欲作である本作で、いつものピュアな雰囲気から一転、プレイボーイの三男に扮したソ・イングクは、浮気者だがどこか憎めない魅力を振りまいてまたもや韓国ドラマファンの話題を独占した。

最高にときめく画像としてソ・イングクファンの間で有名なのが、このドラマの“ソファー・キス”。 ソファで寝ていたソ・イングクに、ユン・セインが布団をかけてくれるのに気づくと、彼女にそっと触れようとする。ユン・セインは一旦は拒むが、ゆっくり起きてきたソ・イングクにリードされるようにしてキスをし、ソ・イングクは彼女を抱きすくめる。すでに離婚している2人だったが、離れてみて互いの存在が大切であることに少しずつ気づき始めていることを象徴するせつないシーンでもある。ソ・イングクの優しい雰囲気と相まって、 視聴者の間で多くの話題を生んだ。

■誰もがソ・イングクのような年下彼氏に憧れる?「ナイショの恋していいですか!?」の“ギブス・キス”

少し抜けている派遣社員チョン・スヨン(イ・ハナ)は、職場の上司ユ・ジヌ(イ・スヒョク)に告白するもあっさり振られてしまい、ショックで泥酔してしまう。そんな彼女に絡まれたアイスホッケー部のエース・ミンソク(ソ・イングク)は、成り行きで介抱することになってしまう。最悪な出逢いから数日後、ミンソクはドイツに住むミンソクの兄ヒョンソク(ソ・イングク)の頼みで、兄になりすまして会社に出勤することになる。すると、泥酔女のスヨンが部下として勤めていたのだった。失恋したスヨンのことを初めは応援していたミンソクだったが、次第に彼女のことが気になり始めていく。

クールな兄と高校生らしい一生懸命さのある弟、一人二役を難なくこなしたソ・イングクの新しい姿に惚れ惚れしてしまうこのドラマのハイライトは、何と言っても“ギブス・キス”だろう。アイスホッケーの合宿中に片腕を骨折したソ・イングクに対し、イ・ハナがキスしようとするが、腕が痛いと彼女に伝える。心配するイ・ハナを、ギブスをした腕で抱き寄せて濃厚なキスをする。 高校生の男子が年上女子へ、時に健気に、時に強引にアプローチしていく様子はまさに“職人技”。本作を観て、「ソ・イングクみたいな年下の彼氏が欲しい!」と思ったファンも多かったのではないだろうか。

多種多様なキスシーンを演じ分けてきたソ・イングク。近年ではさらに役の幅を広げ、9月28日(水)には新作であるサバイバルアクション『オオカミ狩り』が韓国で公開される。可愛げとワイルドさを兼ね備えた彼から、これからも一層目が離せない。

文/荒井 南
 
   

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