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真夏の「飲み残しペットボトル」が危険なワケ。特に車内では要注意

日刊SPA!

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真夏の「飲み残しペットボトル」が危険なワケ。特に車内では要注意

新型コロナ第7波が襲う中、行動制限のない3年ぶりの夏が到来。だが、危ないのはコロナだけではない。この夏、生命を脅かしかねない注意すべき危機について徹底取材した。

◆放置した飲み残しペットボトルが突然破裂する

 猛暑の中、こまめに買い込んではつい放置してしまいがちなペットボトル飲料だが、隠れた危険を孕んでいる。飲み残しのペットボトル内でガスが発生し、破裂する事例が相次いでいるのだ。東京都の生活文化スポーツ局の担当者が解説する。

「口腔内や空気中の細菌や微生物がペットボトルの水中に混ざり、増殖して二酸化炭素が発生し、容器内が膨張して破裂するとみられます」

◆特に危険なのは自動車内

 中には、「蓋が飛んで瞼に当たって腫れた」、「破裂した容器が手に刺さった」といった身体的被害も報告されているという。特に危険なのが自動車内だ。運転中に破裂事故が起きてハンドル操作を誤れば大事故にもなりかねない。

「夏場は車内が60~70℃以上に達することもあり、破裂の危険性がより高まります。都の実験でも、60℃の環境での炭酸飲料はすべての容器が変形し、一部は転倒しました」

 対策は早めに飲み切るか冷蔵庫での保存。酷暑下での細菌たちの暴走に気を許すな!

◆食中毒の原因トップ!後遺症が残ることも。今年はイワシに要注意

’18年以降、食中毒の発生原因で首位を占めるのがアニサキス。魚類やイカなどに寄生する線虫で、喫食して発症すると激しい腹痛や嘔吐を起こす。食品衛生アドバイザーの小暮実氏は次のように注意を呼びかける。

「患者さんの中には、何度かの発症を契機に閾値を超えて魚アレルギーとなり、魚のダシでもアレルギー反応を起こす体質となってしまう人もいて、後遺症も深刻です。今年は、海流の変化などによって豊漁のイワシによる発症が増加しています」

◆マイナス20℃で24時間以上冷凍、または70℃以上で加熱

 スーパーで販売されている魚ならば安全だと思いがちだが……。

「スーパーでも注意啓発の貼り紙を出しているほどなので、個人で防ぐしかありません。それにアニサキスは白いので、イカや白身魚だと見つけにくい。生食は避けてマイナス20℃で24時間以上冷凍、または70℃以上で加熱してください」

 釣りが楽しい夏。釣果に喜んで安易に生で食べると、過酷な結果が待ち受けているかもしれない。

【食品衛生アドバイザー・小暮 実氏】
雪印乳業を経て、食品衛生監視員として約40年銀座、築地などの飲食店や食品輸入業者の監視指導に取り組む

取材・文/週刊SPA!編集部

―[真夏の危険注意報]―

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