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醍醐虎汰朗もびっくり!“鬼監督”高嶋政宏がサプライズ乱入

MOVIE WALKER PRESS

クロマツテツロウの同名コミックを映画化した『野球部に花束を』(公開中)の公開記念舞台挨拶イベントが8月13日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、醍醐虎汰朗、黒羽麻璃央、駒木根隆介、市川知宏、三浦健人、浅野杏奈、飯塚健監督が登壇。最恐の鬼監督を演じた高嶋政宏がサプライズ乱入し、会場を沸かせた。

主人公の黒田鉄平役を演じた醍醐は「最高です!」と言ったあとで、「皆さんどうでしたか?」と会場の観客に呼びかけると大きな拍手に包まれる。

野球部に入部する1年生5人組という役どころを演じた醍醐、黒羽、駒木根、市川、三浦たち。駒木根は「撮影の時はみんな同級生って感じで、本当に部活っていう日々だったので、今日会ってみんな雰囲気がガラッと変わっててなんか照れくさい感じが(笑)。あれ?俺だけ?」と全員を見渡す。

また、野球部ということで、撮影時は坊主頭だったが、すっかり髪が伸び、カラーリングもしているメンバーに、黒羽は「野球部あるあるです。卒業するとそっちに走ります!」と言って、会場の笑いを誘った。

続いて、鉄平がひと目惚れする同級生役を演じた浅野杏奈が登場。男性陣ばかりだった撮影現場について聞かれると「私自身、学生時代はラグビー部だったので、男性の多い現場の雰囲気はすぐ受け入れられたんですけど、皆さんの年齢差がすごかったのでそれには驚きました。でも不思議と教室に入ると皆さん同級生のようで、懐かしい高校風景を思い出しました」と撮影当時を回顧。

醍醐も「田舎っぽい田んぼのあるシーンを背景にみんなで撮影してたら青春すぎて、なんかスポーツドリンクのCMみたいでした」と現場を振り返った。

すると浅野が「醍醐さんのファンの方にお伝えしたいんですけど…」と切り出し「醍醐さん、めっちゃ良い匂いがしました。ロケバスで醍醐さんが乗られてきた瞬間、ふわっといい香りがして思わず振り向いてしまって。それだけは今日、皆さんに伝えたいなと思って」と言うと、醍醐は「なににもつけてないんだけどな、体臭かな、恥ずかしいです(笑)」と醍醐も照れ笑いした。

その後、地獄の野球部に君臨する原田監督役を演じた高島の話題に。原田監督から愛のビンタを受けた桧垣役の黒羽が「思いっきり叩かれると、耳がキーンてなるんだなって経験を初めてしました。高嶋さんも躊躇なくやってくださってうれしかったです。映画を観てもらえると、僕がガチで驚いてるのがよくわかると思います(笑)」とコメント。

飯塚監督も「高嶋さんはご自分でアドリブをいろいろ出してくれて『野球に狂え!』のシーンも僕からはふわっとしか伝えてなかったんですけど、しっかりやっていただきました」と撮影裏話を明かす。醍醐も「笑うのを堪えるのが大変なんです!」と言うと、駒木根も「想像もしないような近づき方してくるし、そこ通る?ってくらい狭いところを通ってきたり、本当に笑っちゃわないように堪えるのが大変なんです」とうなずく。

そんななか、突如、原田監督役の高嶋が、劇中と同じく、リーゼントにサングラス、ユニフォーム姿でサプライズ登場。特製の黄金バッドを振り乱し「髪染めてんじゃねえよ!」と劇中さながらのド迫力で乱入し、醍醐たちの度肝を抜く。

高嶋は「スタンバイが長い長い!みんなに見つからないように冷房の効かない部屋でずっと隠れてたんだから。久しぶりにリーゼントやりました」と言うと、醍醐は「いや怖いっすよ、びっくりした!やっぱりめちゃいかついですね」と驚きを隠せない様子。

先日行われたセレモニーピッチに、共演者の小沢仁志と登場した高嶋は「バッドが重くて全然振れなくて。それに小沢さんが始まる前に『当ててやるからな』って言うし、顔も怖いしで、本当に怖かったんだから」と苦笑い。

続いて高嶋は、アドリブについては「監督が撮影始まる寸前に、こそっと僕だけに言ってくるんですよ。『もうちょっとやれます?』って。それで『野球に狂え!』のシーンに臨んだんですけど、いつカットがかかるかと思いながら、一生懸命大声を出して喉も痛くて、やっとカットがかかったと思ったら『じゃあもう1回!』と言われて目の前が真っ暗になりましたよ」と言うと会場は大爆笑。大いに盛り上がるなか、舞台挨拶は幕を閉じた。

文/山崎伸子
 
   

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