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BTS、10カ月ぶり『Run BTS!』再開に高まる期待 あらゆる角度から7人の魅力を届ける特別なコンテンツに

Real Sound

BTS 『Proof』

 BTSのバラエティ番組『Run BTS!』が、8月16日に帰ってくる。休止してから約10カ月。再開を待ちわびてきたARMY(BTSのファン)たちに、どんな姿を見せてくれるのだろうか。

(関連:BTS、キシリトール新CMから感じ取れるリアルな一面 JUNG KOOK、V、JIMINの関係性や健気なJINに注目

■BTSに自然体のバラエティを教えた『Run BTS!』

 『Run BTS!』は、2015年8月から2021年10月まで6年以上にも渡ってBTSと共に歩んできた番組だ。「タルバン(Run BTS!=韓国語でタリョラ バンタンの略)のおかげでバラエティに対する欲がなくなりました」とは、番組のひと区切りを宣言したエピソード155で語られたRMの言葉。

 K-POP歌手にとってバラエティは大きな軸であると話すRMは、バラエティ番組に出演する際、“笑わせなければ、うまくリアクションをとらなければ”と身構えて怖かったそう。そんななか『Run BTS!』はBTSにとってのバラエティの軸となってくれたのだという。

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 たしかに、初めてバラエティ番組らしい企画に挑戦したエピソード2を観てみると、SUGAが「リアリティバラエティショー! ショー! ショー!」とテンション高く振る舞う初々しい姿が。最近の彼らに比べると、どこかバラエティモードへとスイッチを切り替えているようなオープニングだ。

 しかし、JINがVの顔に水を吹きかけるなどナチュラルなハプニングが発生。すると今度はVがJINに吹き返したものだから、JINが思わずVを突き飛ばし、その水はさらにRMやJ-HOPEと他のメンバーにもかかって大騒ぎになり、JIMINとJUNG KOOKが手を叩いて大笑い。次第に彼ららしいわちゃわちゃとした雰囲気になっていくのがわかる。

 振り返れば『Run BTS!』の155を数えるエピソードを通じて、BTSの自然体なバラエティ力が培われたことは明らか。笑わせようというよりも、自分たちが楽しむ姿をそのまま届ければいい、そんな気持ちになっていったのではないかと感じられる。もちろん、そんなふうにメンバーがリラックスしてバラエティと向き合える空気を作り出したスタッフたちによって生み出されていることも『Run BTS!』が愛されている理由だ。先日、公式YouTubeにアップされたJUNG KOOKのキャンピングVlogを観ると、『Run BTS!』の監督の車が使用されていることがわかる。

 オープニングはJUNG KOOKがハンドルを握る姿が映し出され、まるで彼とドライブに出かけるかのような感覚を得られるが、サービスエリアに立ち寄ると食の誘惑に勝てなかったJUNG KOOKのモッパン(食べる姿の配信)へと切り替わった。助手席に座ってモグモグと咀嚼するJUNG KOOKの可愛らしさ、そして気分を良くして歌い踊る姿も余すことなくカメラに収めていくのだ。その英断にSNSでは「(ARMYのニーズが)わかってる」と称賛の声も数多く見られた。

■メンバーとARMYが“BTS”の良さを知り楽しむ場に

 単純に彼らがワイワイと遊ぶ姿を見せるだけでなく、あらゆる角度からBTSの魅力を届けてきた『Run BTS!』。テニスや卓球などのスポーツ企画では人知れず努力する姿が見受けられ、彼らのストイックな一面を知ることもできた。クイズ企画では我先にと手を挙げ、その負けず嫌いなところがここまで彼らが飛躍してきた理由なのだと知れた。そうして健闘するメンバーを心からリスペクトしたり、おなかがよじれるほど倒れこんで笑ったり、彼ら自身がBTSというグループを楽しんでいることも伝わってきた。

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