「最近、口が開きづらい、食事のときにあごが痛むといった『顎関節症』の患者さんが増えています」
と指摘するのは、花谷接骨院院長の花谷貴之さん。
「マスクの常用で会話の機会が激減し、口を動かすことが減りました。口を閉じたままで使わなくなると、ものをかむための筋肉・咀嚼筋が固まってしまい、何かを食べようと口を開いたときに、あごを痛めてしまうのです。
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マスクを口で覆い続ける息苦しさや不快感でのストレスもあります。人は痛みやストレスがあると、知らぬ間にあごを食いしばってしまいます。これが続くと、かみしめグセがつき、あごのかみ合わせにズレが生じるのです」(花谷さん・以下同)
あご関節のズレが原因で頭痛などが起こる、いわゆる“マスク頭痛”も少なくないという。
歯科での顎関節症の治療は、歯列矯正、マウスピースなどを行うが、花谷さん考案の方法はめん棒1本だけ。