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「えらい話になってきたやんけ」ヤクザも目を輝かせた妙案とは

幻冬舎ゴールドライフオンライン

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※本記事は、小山昌孝氏の書籍『わくらば』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

第三章 兄弟分

私とて花の応援団として男気を売りものにしている。おいそれと浅井のセリフを聞き捨てられない。

「おい浅井、一人で格好つけんな!」

「なに、こらっ!」

浅井が立った弾みで座っていた丸椅子が倒れ、周りの客の視線が集まった。

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「まぁ、まぁ、血の気の多いお二人さん。さっき伊達さんが言うたやんけ。『三人、仲ようせい』って、そんでまた喧嘩やってしもたら、それこそどえらいことになるで。見てみぃ、ホルモンみな焦げてしもて炭やんけ」

進は心酔した伊達さんの言葉を用いて浅井を座らせた。

「ミジョン、あとビール三本とハラミとレバーとミノ、三人前ずつ持ってきて」

進は箸を持った手を上げて注文した。ミジョンはこの焼き肉屋の看板娘の名で、彼女目当てで来る客も少なくない。

「それで浅井、俺らは何をしたらええねん?」と、私は切り出した。

「そうやのう、呑み屋のおしぼりの新規注文か、金になりそうなおもろい話しでも拾ってくるぐらいかのぉ」

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