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成長する企業の経営者ほど「人に頼りまくる」を常に欠かさないワケ

日刊SPA!

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成長する企業の経営者ほど「人に頼りまくる」を常に欠かさないワケ

 ゆや氏と申します。テレビ制作やPRなどを担う会社を経営しながら、気になる未上場企業への出資なども手掛けてきました。そんな経験から読者の皆さんにとってビジネスのヒントとなるような情報をお伝えできればと思います。

◆「テレビの人」「メディアの人」という前置きで紹介されると…

 先日、ある資産運用のイベントが「怪しい」とSNSを中心に話題になっていましたが、「何を基準に『怪しい』と判断しているのか?」とたまに考えます。話題というものは第三者評価の集合体であり、一定以上に達すると自分の意思を超えた存在になってしまいます。

 僕自身も「テレビの人」「メディアの人」という前置きで紹介されると、「経営やマーケティングなんて全然わからない人でしょ」という前提で接されることが多く、「違う業界のことは何もできないだろ」という思い込みを持たれているんだろうなぁと。まぁ……その気持ちはわかります。

 せっかくなので、ちょっと経営者としての自信があることもアピールしておこうかなと思います。時価総額1兆円企業などを作り上げる才能は僕自身にもないと理解していますが、年商10億円クラスの企業はいくつも作り上げることができます。特に法人を相手にビジネスを行う場合、高確率で達成させる自信があります。

◆「会社を作る手前の人」の典型的な失敗パターン

 少し因数分解して解説したいと思います。

 対象を年商1億円クラスにするのか、5億円クラスにするのか、それとも起業希望の人たちにするのかで大きく変わってくるのですが、会社を作る手前の人たちを対象にしてみようと思います、ちょうど担当している番組でもその段階を追っていますし。

 まず、「書籍を参考にしすぎてしまう」というのは典型的な失敗パターンです。

 起業を関する本を読んでみると、「最初に理念やコンセプトやターゲットを明確に決めろ」と高確率で書かれていますが、まぁ無理。決められるわけありません。そもそも明確に事業を定めること自体が難しく、それもないのに理念やコンセプトができるわけありません。

 もちろん経営について勉強になる本もありますが、本を読み漁る前にやるべきことがたくさんあります。

◆「自力でやろうとする」は失敗の確率を高める

 次はマインドに関する落とし穴です。起業を志す多くの人は「自分で決めなきゃ」と思い込んでいますが、それも間違い。「東大に入りたければ東大に入ったことある人に話を聞くでしょ? 教えてもらいたいでしょ?」とよく例えるのですが、自力でやろうすることが結局、遠回りになって失敗につながる確率を高めます。

 一番はじめは事業よりも、理念よりも自分にとっての各分野、頼るべき“頭脳“を見つけることが大事です。「自分の判断は間違っている」と考えるクセが最初についておけば、成果は約束されたようなもの。我を疑い、”頭脳“の力を借りながら物事を常にひっくり返して考えることをどれだけできるかが将来の可能性を大きく広げます。

 少し話が逸れますが、「会社を始めて●年経つ」をウリにしている経営者は、痛い人が多いです。年商も数千万円から1億~2億円止まり。ライフワークバランスを重視している人ならそれでOKだと思いますが、その程度の規模感で「世の中に影響を」と豪語しているときはダサいの一言に尽きます。

◆「人に頼りまくること」を躊躇しない

 ダサさの原因は「過信」以外の何物でもありません。自分自身の可能性だけを信じていて、人の話を受け入れた行動をしないからこそ、このようなダサい状態に陥ります。

 要するに答えも知らないクセに、答えを自分の頭脳で常に導こうとしているんです。言葉にするとずいぶん滑稽ですが、真実なので仕方ないと思います。

 僕自身、今でも知らないことは多いので、それぞれの分野に“頭脳”を勝手に定めさせてもらっています。テレビ制作のことになるとベテラン放送作家の方にアドバイスを仰ぎますし、出資やファイナンスは上場経験のある先輩経営者にLINEして聞いたりします。マネジメントに悩んだ場合は1000人規模で社員を抱える警備会社の先輩に食事の時間を設けてもらったり……まあ、人に頼りまくりの人生です。

 一方で初年度から2億〜3億円で黒字化する事業を作ることやメディアリレーションは自分の得意分野なので、スタートダッシュのお手伝いはガンガンしたりします。

◆実は「自分は何もできない」も勘違い

 こんな話をすると「自分は何もできない」と言う人が90%くらいいますが、何もできない人でも話すこと、気を利かせることはできると思います。

 実は気が利くだけで仕事の幅はうんと広がります。たとえば、事務や秘書代行の事業、マネジメント関連の事業なども十分成立します。あと、マネタイズポイントをつくるのが得意な人の頭脳を借りるだけで、もう事業としては化けるでしょう。

 苦手なことを乗り越えようとする努力も美しいですが、得意なことだけをする人生って結構イケてると思いませんか? そうしてビジネスを通じて誰かのため、何かのために役に立つほうがよほど大事じゃないかなと僕は思いますね!

【ゆや氏】
テレビ番組プロデューサーであり、PR会社やアパレル企画会社の創業者。PRプランナーとしてヒット商品を多数生み出し、最近では「ビジネスモデルから組み立てる投資家」としても活動。事業の初年度黒字化率は90%超で、上場企業からも依頼多数。モットーは「価値ある事業を」。詳細実績などはTwitter(@mr_heysiri)でまれに呟く

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