7月頭から始まったケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)のトレード騒動。8月9日(現地時間8日)にはオーナーであるジョー・ツァイ氏に面会し、スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)とショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)の解任を求めるなど、事態の収拾は難航を極めている。
ボストン・セルティックス、マイアミ・ヒート、トロント・ラプターズが彼の移籍先として有力と見られているが、『ESPN』のボビー・マークス氏が同メディアで放送されている番組『NBA Today』に出演した際、「ネッツのロスターはすでに整っている」と指摘した。
「このロスターは恐らく、デュラントがネッツに来てから最も優れたチーム構成でしょう。カイリー・アービング、健康体のベン・シモンズ、TJ・ウォーレン、再契約したパティ・ミルズ、ニコラス・クラクストン。ネッツのメンバーは確かに良くなってきた」
左足首の手術で離脱している敏腕シューター、ジョー・ハリスの復帰も見込まれるため、戦力だけ見ればリーグ全体でも上位に食い込むだろう。こうした状況もあり、ネッツはデュラントの残留に全力を注いでいるとマークス氏は語っている。
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デュラントがトレードを要求した理由については明かされていないが、オーナーが要求をのみ、ナッシュHCとマークスGMを解任する可能性も残されている。チームの色すら変わりかねないこの騒動に、終止符はいつ打たれるだろうか。
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