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広島・堂林翔太 夏を制覇した勝負強さは今でも/甲子園のヒーローは今

週刊ベースボールONLINE


出場機会は限られる堂林だが、勝負強さは健在だ

 中京大中京高を43年ぶりとなる夏の甲子園優勝に導いた。堂林翔太は当時、同校のエースで四番として甲子園全6試合に登板。決勝の先発マウンドも右腕に託された。9回二死から日本文理高が6点差を猛追。今でも語り継がれている2009年夏の頂上決戦だ。胴上げマウンドこそ譲ったものの、同校7度目の夏制覇に大きく貢献したのは変わりない。

 同年秋、堂林はドラフト2位で野手として広島に入団。12年には全144試合に出場するなど大器の片りんを見せていた。直近はレギュラーこそ遠のいているが、勝負強さは光るものがある。今季は代打での出場も増。8月10日時点で5本塁打のうち代打本塁打が3本と存在感は大きい。

 中でも圧巻だったのは7月17日の巨人戦(東京ドーム)だ。2点ビハインドの4回一死満塁で代打を告げられると、左中間に逆転満塁弾を放り込んだ。これが前々日から続く3戦連続満塁本塁打となり、球団史上31年ぶり2度目の歴史的一発に。「光栄です」と謙虚に振り返ったが、豪快なアーチを佐々岡真司監督は「本当に大きな一発だった」と大絶賛した。

 そんな堂林にあこがれを抱いたのがチームメートの中村健人だ。小学6年時に甲子園での堂林の活躍を見て「中京のユニフォームで野球をしたい」と思い、同校進学を決意したという。「またカープで同じチームで野球をできていること自体がすごいこと」と胸を張る。堂林自身は「僕がチャンスをつかめてないだけ」と、代打出場に甘んじるつもりは毛頭ない。甲子園優勝も経験している勝負強さは、チームに力を与える。

写真=BBM
 
   

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