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オリックス・山本由伸、8回零封の好投もまさか…平野が痛恨被弾で通算50勝お預け

ベースボールキング

◆ 11勝目逃すもパ・リーグ投手4冠キープ

 オリックスの山本由伸投手(23)が10日、本拠地での楽天戦に先発し8回無失点と好投。今季11勝目(5敗)と通算50勝が目前に迫っていたが、9回1点差の場面で抑えの平野佳寿が同点弾を浴び、節目の記録もお預けとなった。

 山本は計4イニングで得点圏に走者を背負う場面があったが、要所を締める投球でゲームメイクした。1点リードの7回は二死一・三塁からディレードスチールを決められピンチを広げたものの、最後は渡邊佳明に対して外角いっぱい150キロのストレートをピシャリと投げ込み、見逃し三振で一打逆転の場面を脱出。球数100球を超えて続投した8回は自ら送りバントを阻止する好フィールディングを見せ、ピンチの芽を摘んだ。

 しかし、援護したい打線が相手先発・辛島航の前に5回まで伏見寅威の適時打で挙げた1点止まり。8回には宮森智志を攻め立て二死から満塁のチャンスを作ったが、宗佑磨が空三振に倒れ追加点を奪えなかった。

 その直後の9回、抑えの平野佳寿が1点リードの状況でマウンドに上がるも、一死無走者から5番・岡島豪郎に2球目のストレートを右翼席に放り込まれ同点。この瞬間に山本の今季11勝目は消滅し、痛恨の一発を浴びた平野はマウンド上でガックリとうなだれた。

 山本は8イニング・115球を投げ、5安打無四球11三振と圧巻の内容。勝ち星の上積みこそ逃したが、防御率1.70、奪三振146個と主要成績を良化させ、勝利数と勝率も含めパ・リーグ投手4冠をキープしている。

 
   

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