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草なぎ剛、尾野真千子の夫役、竹原ピストルに嫉妬!「僕は2回も夫婦役をやっているのに」

MOVIE WALKER PRESS

『サバカン SABAKAN』(8月19日公開)の完成披露舞台挨拶が10日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、草なぎ剛、金沢知樹監督が登壇した。

本作は、1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険に出ることになった二人の少年のひと夏の物語を描く。本作で俳優デビューを果たした竹本役の原田は、初めての映画撮影を振り返り「初日から足も言葉も全部ガクガクでした」と苦笑い。撮影期間中は、主人公の少年、久田を演じた番家一路の笑顔に救われたと笑みを浮かべ、感謝の言葉を述べた。また、新型コロナウイルス感染のため、この日のイベントを欠席した番家からの手紙を代読する場面もあった。

草なぎは長崎での撮影に触れ、「僕が長崎に行ったときは、すでに(尾野)真千子ちゃんがお帰りになった後で…」としょんぼり。また、本作で尾野の夫役を務める竹原に対しては「真千子ちゃんとは2回、夫婦役を演じているので、嫉妬心がありました(笑)」と告白。続けて「すごくいいチームができていたし、景色も良い場所で、とても楽しい撮影でした」と話し、満足の表情を浮かべていた。

さらに、草なぎは本作で初監督を務めた金沢監督を大絶賛。「監督は天才なんです。いろいろな経験をしているし、いま波が来ていると思っています。みなさん、(監督の名前を)覚えておいてください。これからすごいことになる人です」と呼びかけ、「映画を観たら、『#金沢監督は天才だ』とつぶやいてください!」とお願いし、イベントを盛り上げた。

MCからの「小学校時代に戻れたら?」という質問に尾野は「勉強したくないので戻りたくない!」とキッパリ。しかし、「もうちょっと牛乳を飲んでいれば、背が伸びたかも…」と後悔の様子を見せると、草なぎが「もっと背が高かったら、真千子ちゃんって呼べなくなる。コンパクトなままがいい!」とリクエスト。笑顔に戻った尾野が「じゃ、このままでいいっか」と納得すると、草なぎが「戻りたくない、いまが幸せってすてきなことだよね」と微笑み、会場は和やかなムードに包まれた。小学生の頃から、みんなの前で歌っていたという竹原も「戻っても、歌手になるという同じ道を辿ると思います。だから、戻らなくていいです」と現状に満足していることを明かしていた。

イベント終盤では、俳優人生をスタートさせた原田に対して、MCが尾野と草なぎにアドバイスを求める場面も。尾野は「そのままでいい!そのままのびのびと成長していってください」と笑顔で語り、草なぎも「本当にそのままでいいと思います。そのままで、そして感謝の気持ちを忘れずにいれば、絶対うまくいくと思います」と優しい笑みを浮かべながら、エールを送っていた。

取材・文/タナカシノブ

※草なぎ剛の「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記
 
   

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