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『メイドインアビス』リコに突きつけられた過酷な選択肢 成れ果ての村の過去も明らかに

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『メイドインアビス 烈日の黄金郷』(c)つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会

 TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』の第5話「秘匿」が放送された。マジカジャに連れられべラフのもとへと向かったナナチ。そこにはすでに別れたはずのミーティの姿があった。ベラフはナナチに「何を欲してここに来た?」と問うのだった。

 参考:【写真】幽閉されていたヴエコ

 ファプタと別れたレグは、原生生物のリュウサザイに追われながらもいびつな建造物が立ち並ぶ場所へとたどり着いた。しかし、リュウサザイはいつまでも執拗にレグを追いかけてくる。レグはリュウサザイと対峙するも、強靭な左腕に傷をつけられ苦戦。崖の底へと落とされ、万事休す、と思ったその時助けてくれたのはガブールンだった。

 村まで行動を共にするレグとガブールン。リコたちのもとへと残された書き置きがガブールンの仕業ではないかと疑うレグだったが、ガブールンは「ファプタはお前がお前だと疑わしくなり試したのだ」と答える。レグは一体何者なのか。ガブールンは自らを「干渉器」であると明かし、レグもまた干渉器という存在ではないかと伝えられる。記憶を無くし、自らのアイデンティティを求めていたレグにとって、ガブールンの言葉は自らを知る大きな一歩だ。

 一方でリコは成れ果ての村を作ったとされる三賢のひとりワズキャンと出会う。外見からは分からないが、第1話でも描かれた探索隊「ガンジャ」のリーダーだ。他の村の住人とは違って陽気で気さくな言動が多く軽い印象だ。

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 食事を終えたリコは食堂で働くムーギィにイルぶるの言葉を教えてほしいと頼む。積極的に村へと馴染もうという姿勢はいかにもリコらしい。リコはレグとナナチの居場所に心当たりはないかとムーギィに尋ねると、村の端にある目の奥(ドグープ)にいる可能性があるとのこと。そこは村の住人は本能的に近づくことができない閉ざされた場所であり、村の秘密が眠っているという噂もあるようだ。

 さっそくドグープへと向かうリコ。いくら村の外の人間とはいえ村の住人が踏み入れたことのない場所へとガツガツ進んでいけるリコは根っからの探窟家だと思わされる。洞窟を進んでいくと、どこからともなく聞こえてきたのは人の声。声のもとへと近づいていくと、そこには成れ果ての姿とは似ても似つかない人間の姿があった。その正体はヴエロエルコ。「ガンジャ」としてワズキャンとベラフらと旅をしていた人物だ。

 幽閉されている理由についてリコが「あなたひょっとして悪い人なんですか?」と疑いの言葉を投げかけると、ヴエコは呪われている村の成り立ちに関係しているのだと話し始める。しかし、現在の村は人の形を失ってもなお、心を残して営み続けている。そんな村を悪くないと語るヴエコの思いを聞いたリコは強引にヴエコを解放してあげるのだった。リコにとってヴエコが悪い人だろうがそうでなかろうがどうでも良かったのだ。リコが優先すべきはレグとナナチを見つけること。リコの仲間思いな一面が垣間見られた。

 ベラフの家へと向かったリコを待っていたのは、ベラフの前で倒れているナナチの姿。ナナチは自分の命と引き換えにミーティを助けることを選んだのだった。「どうしたら返してくれますか?」とベラフに問いかけるリコだったが、ベラフにとってミーティはボンドルドから対価を支払って手にした大切なもの。ベラフが対価として要求してきたのは「両目」「両足」「臓腑の半分」のどれかを対価とするというあまりにも過酷な選択だった。これまで数々の困難を乗り越え、底しれぬ探究心で突き進んできたリコとはいえ、容易な選択ではない。仲間を救うためにリコはどのような決断をするのだろうか。(川崎龍也)

 
   

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