それでいて、「EVOLUTION」でセンターに立つ時、上手でカメラを独占した時、短いショーのようにその場を掌握したソロパフォーマンス、「KISSIN’ MY LIPS」の惚れ惚れする足上げ、椅子の上に立つソロのラップパートなど、ポイントポイントでは確実に華やかさを見せつけてくれる。
ステージ上でにじみ出る岩本の自信の源は、自分の感性を世に出し、それが周囲からも認められる、という経験の積み重ねによって培われたものなのではないかと想像する。いつ見ても岩本がさまになって見えるのは、一つひとつの動作の完成度が高いのはもちろん、自信のある立ち振る舞いが「この人がこうしているならかっこいいのだ」と思わせる説得力があるからなのだと思う。多才なリーダーの感性が、これからもチームを引っ張っていくはずだ。(満島エリオ)