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「僕は家族や友人、神様の言葉に耳を傾ける」ウィギンズが優勝トロフィーとともに故郷へ凱旋「人生で最高の夏だ」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

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「僕は家族や友人、神様の言葉に耳を傾ける」ウィギンズが優勝トロフィーとともに故郷へ凱旋「人生で最高の夏だ」<DUNKSHOOT>

 現地時間8月6日、昨季ゴールデンステイト・ウォリアーズでNBAチャンピオンとなったアンドリュー・ウィギンズが、ラリー・オブライエン・トロフィーを引っ提げて母国カナダへ凱旋。現在27歳の名手は、オンタリオ州のヴォーンとミシサガで開催されたユースキャンプの合間に行なわれた地元紙『The Toronto Star』のインタビューで、故郷への想いをこう語っていた。

「最高の気分さ。これまで浮き沈みがたくさんあったし、たくさんの人たちが僕のことを除外してきた。でもそこから這い上がって、チャンピオンシップを勝ち取ったんだよ? これまでに見せてきた自己犠牲、浮き沈みの数々、そういったすべてのことが価値あるものになったんだ。そういったことがこのストーリーを高める手助けをしてくれたのさ」

 ウィギンズは2014年のドラフト1巡目1位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されると、同年8月にケビン・ラブが絡んだ3チーム間の大型トレードでミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍。ルーキーシーズンに平均16.9点、4.6リバウンド、2.1アシストを残して新人王に輝いたウィギンズは、翌15-16から2シーズン連続で平均20点以上をマークするも、チームは勝利に恵まれず、自身は守備難を指摘された。

 だが20年2月のトレードでウォリアーズへ移籍すると、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンといったベテラン陣やスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)からの要求に応えて優秀なロールプレーヤーへ転身。
  在籍3年目の昨季、元ドラ1は平均17.2点、4.5リバウンド、2.2アシスト、1.0スティールを残して初のオールスター選出をスターター枠で飾った。

「コートに立てば、僕はいつだって自分ができることに自信を持ってやってきた。ミネソタにいた頃は、数字を積み上げてきたんだ。でもある人たちは『彼はダメなチームで数字を残しているだけ』と言ってきた。だからゴールデンステイトへ行ってから、僕はあまりスコアリングに固執せず、もっと多くの面で効果的な働きをしている。今そのことは世界全体が観ているはずだ」

 そう胸を張るウィギンスはプレーオフでも平均16.5点、7.5リバウンド、1.8アシスト、1.0スティール、1.0ブロックと好成績を残したが、とりわけボストン・セルティックスとのNBAファイナルではMVP級のパフォーマンスを演じた。

 1勝2敗と負け越して迎えた第4戦で17得点にキャリアハイの16リバウンド、第5戦でも26得点、13リバウンドのダブルダブルを達成。第6戦でも18得点、6リバウンド、5アシスト、4スティール、3ブロックと八面六臂の活躍でウォリアーズ4年ぶりの優勝に大きく貢献した。 彼に対するネガティブな意見はいまだにあるが、当の本人は「そんな些細なことで悩んだりはしないよ。いつだって僕は周りが考えていることに対しても気にしないようにしてきた。僕は家族や友人、神様の言葉に耳を傾けるのさ」と意に介していない。

 ウィギンズの家族には兄弟や元NBA選手の父ミッチェル、元オリンピック選手の母マリタ・ペインという心強い味方がおり、彼らのサポートに支えられている。

 NBA8シーズン目を優勝という最高の形で終えたウィギンズは、このオフを「これまでとは違う夏。でも人生で最高な夏だね」と喜びを口にしていた。
 「もう本当に素晴らしいよ。ここ(故郷)に来てから彼らの愛とポジティブなエナジーを感じることができている。故郷へこのトロフィーを持ち込むことができて最高さ。ここは僕のすべての始まりであり、友人や家族がここまでたどり着くようにと助けてくれた場所だからね」

 王者として迎える新シーズンはこれまでとは違って相手チームから追われる立場となるだけに、大きなプレッシャーがのしかかってくる。

 もっとも、このプレッシャーチャンピオンになったからこそ味わえる貴重な経験でもある。ウォリアーズにはカリー、トンプソン、グリーン、ケボン・ルーニーと、優勝戦士が複数いるだけに、ウィギンズには彼らからアドバイスをもらいつつ、献身的なプレーを続けてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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