「こういうお店好き!」「美味しいし、楽しい!」デートには、彼女にそう言ってもらえるお店選びをしたいもの。
テラス席がある店なら、夏の開放的な雰囲気も味方し、ふたりでの食事をより一層盛り上げてくれるはず。
さらにチーズやラム肉など、こだわりの名物が楽しめる、渋谷の人気店をご紹介しよう。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
▽INDEX
1.【チーズ好きならここ!】“渋谷のベランダ”で自家製チーズを堪能
2.【個性豊かなアラカルト】最高の開放感と上質なフレンチに酔う
3.【ラム肉×スパイス】大人の暑気払いに最適なイタリアン
4.【とんかつを肴に飲む】青山の裏通り沿いで大人の愉悦に浸る
1.【チーズ好きならここ!】“渋谷のベランダ”で自家製チーズを堪能
『GOOD CHEESE GOOD PIZZA 渋谷』
若者で賑わう渋谷駅周辺は、ゆったりとしたディナーには無縁と避けがち。だが、駅近で今話題のホテルには、そんな大人を満たすテラスが隠れている。
今春開業のホテル「all day place shibuya」は、通りに面した1階にビアバーやカフェが入り、早くも感度の高い男女の社交場に。
その2階にテラスを設けるのが、『GOOD CHEESE GOOD PIZZA 渋谷』だ。
最新スポットに漂うエッジーな雰囲気が見慣れた景色を新鮮に
階下から心地よく届く喧騒や、煌めく渋谷の夜景とともに味わえるのは、東京・清瀬の牧場から毎朝届く生乳で仕立てた自家製チーズを使うイタリアン。
モッツァレラのカプレーゼに、ブッラータのピッツァ、カチョリコッタを削ったかき氷と変幻自在な料理の数々で、“ローカルチーズ”が持つポテンシャルを存分に堪能できる。
搾りたての生乳を、店内でチーズに成形。
期間限定の「サーモン&ブッラータ」2,860円。サーモンやいくらの旨みに、ブッラータが濃厚に絡む。
「いろいろトマトでつくるモッツァレラノディーニのカプレーゼ」(1,540円)は、モッツァレラのクリーミーさが圧倒的!
デザートにもチーズたっぷり!
フロマージュブランにホエーのかき氷を重ね、カチョリコッタで仕上げた「ホエーかき氷 ソルティライチ」660円。甘酸っぱさが絶妙。
ちなみに店内はこんな感じ!
木の温もりがあふれるカジュアルなオールデイダイニング。
広々とした空間にはテーブルの他にカウンターもあり、テラスからの心地いい風が吹き込む。
2.【個性豊かなアラカルト】最高の開放感と上質なフレンチに酔う
『Coteau』
著名デザイナーが手掛けた「丘」の上で個性豊かなアラカルトを
代官山から恵比寿へと向かう坂の途中にたつ、ガラス張りのスタイリッシュな建物。
9つの“箱”を組み合わせたこの「丘」に潜むのが『Coteau(コトー)』だ。
広々としたバルコニーにテーブルはわずか2卓。
ハーブなどの緑に囲まれ、都心の喧騒を忘れさせてくれる。
「ソフトシェルクラブのフリット アボカドソース」2,200円。
脱皮したばかりのカニは、丸ごと食べられる。
今年3月、母体がバレエ用品メーカー「チャコット」に変わるとともにリニューアル。メニューをコースオンリーから、アラカルトも充実させカジュアルに一新した。
さらにテラスの席数を絞り、グッとプライベート感をアップしているのも見逃せない。
そこで供されるのは、季節と素材感をテーマにしたフレンチ。スパイス使いが光るフリットなど、枠にとらわれない自由闊達さも魅力だろう。
シャンパンやワインを傾けつつ料理を味わえば、“都会のオアシス”で人知れず華やかなひとときを過ごせるはずだ。
バレエ演目にちなんだデザートで〆る!
6月は「海賊」をイメージした「エキゾチックフルーツとココナッツムース」1,400円(提供終了)。
マンゴーや柑橘の風味が夏にピッタリだ。
ちなみに店内はこんな感じ!
吹き抜けの天井が開放的な店内。テーブルや吊り照明に用いられた真鍮が、エレガントな雰囲気を演出する。
昼下がりにはアフタヌーンティーの用意もあり。
3.【ラム肉×スパイス】大人の暑気払いに最適なイタリアン
『ティスカリ』
賑やかな店内を抜ければ聞こえる優しいせせらぎが涼感を誘う
恵比寿駅東口から徒歩5分。明治通りに並行して流れる渋谷川沿いに、『ティスカリ』が移転してきたのは昨秋のこと。
不動前時代からラム肉好きには知られた存在だったが、恵比寿ではさらにパワーアップ。
豪州産はもとより、希少な国産のラム肉にも力を入れ、その魅力を余すことなく伝えている。
「オーストラリア産 骨付き仔羊のグリル」3,630円。ゆうに5cmは超えるその厚みに、ゲストからは歓声が上がる。
柔らかくジューシーな肉の旨みの奥に、刺激的なスパイスが香る看板メニューだ。
通りに賑わいが漏れ出すほど明るくオープンな店内だが、最奥に設けられたテラス席は、横並びにテーブルセッティングされたロマンチックなスペシャルシート。
扉を閉めれば個室としても機能し、誰にも邪魔されない時間が約束される。
夏の夜特有の濃密な空気の中、時折抜ける川からの夜風も心地よく、長居してしまうこと必至だ。
店のスペシャリテであるラムチョップを頬張って、明日への活力を養おう。
〆は薫香が効いたカルボナーラで!
「羊まるごと研究所」の羊飼い、酒井伸吾さんから仕入れたラム肉を使った「自家製 手作りベーコンのカルボナーラ」(2,420円)は、ディナーの〆にオーダーを!
ちなみに店内はこんな感じ!
奥のキッチンとフロアを行き来するシェフ、近谷雄一さんの姿もここではおなじみ。
カウンターの奥にはミニビュッフェを設置し、ちょっとしたスナックを楽しめる。
4.【とんかつを肴に飲む】青山の裏通り沿いで大人の愉悦に浸る
『tonkatsu.jp表参道』
店主、眞杉大介さんの経歴は異色だ。ゴルフ場のコンサルとして全国を飛び回る中、大好物のとんかつを各地で楽しむうちに、いつしか生産者の元へ押し掛けるまでに。
そして昨年10月、全国各地のブランド豚を20種以上そろえる『tonkatsu.jp表参道』をオープンさせた。
メニューは各銘柄豚のヒレとロースのみ。客は冒頭に記されたポジショニングマップを頼りに、チョイスするスタイル。
コンセプトである“旅するとんかつ”そのままに、日本各地の豚をめぐることができる。
酒と楽しむなら、三銘柄6品をコースで楽しめる「めぐり豚」5,900円(要予約)がオススメ。
青山のランドマークを仰ぎ見る、とっておきの特等席
店内はカウンターのみで、唯一のテーブル席がテラス席という趣向もユニーク。
良質な豚の脂と甘みは胃もたれとは無縁。青山の閑静な裏通り沿いで、大人の背徳的な欲望を叶えているのだ。
リピート殺到のミニメンチも必食!
カットする際に削ぎ落とした肉を再利用した「幸せのメンチかつ」1個350円。
幾重にも広がる甘みと押し寄せる肉汁の旨みは感動もの。
ちなみに店内はこんな感じ!
シンプルに白い壁と木製のカウンターが広がる空間は、オーナー自ら設計。
換気にも配慮されており、においが気にならないのも女性客に支持される理由だ。
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ロケーション・雰囲気良し。個性あふれる逸品料理に、自然と会話も弾む。
夏のカジュアルデートに、ぜひ足を運んでみていただきたい。
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2022年8月9日