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岩橋玄樹、Ado、西川貴教、Ayumu Imazu、Liella!……8月10日リリースの新譜5作をレビュー

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 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は8月10日リリースの岩橋玄樹『How To Love』、Ado『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』、西川貴教『SINGularity II -過形成のprotoCOL-』、Ayumu Imazu『Pixel』、Liella!『追いかける夢の先で』の5作品をピックアップした。(文:森=森朋之、松本=松本侃士)

(関連:岩橋玄樹、ライブ前の“デート風”オフショットアップ カフェや海で見せるあどけない姿からアンニュイな表情まで

■岩橋玄樹『How To Love』

 2021年12月、ソロアーティストデビュー以降における活動の集大成となる1stアルバムが、ついにリリース。海外の作曲家たちを迎えて制作された今作においては、エレクトロを基調としたポップスがメインを占めている。その中でも、岩橋がロサンゼルスと日本を行き来しながら制作した表題曲「How To Love」が特に素晴らしい。この曲に付けられた「愛し方」というタイトルは、岩橋自身が大好きな言葉であるという。何度も繰り返される〈How to love yourself〉というメッセージが象徴しているように、岩橋は、誰かを愛するためにはまず自分自身を愛することが大切であると、その清廉な歌を通して伝えてくれる。今、全世界的にセルフラブの大切さが謳われており、同曲のメッセージはそうした潮流にマッチするものだ。そして何よりも、歌を通してリスナーを幸せにしたいという岩橋の揺るがぬ想いが伝わってくる。確固たる信条が貫かれた堂々たる1stフルアルバムだ。(松本)

■Ado『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』

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 アニメ『ONE PIECE』劇場版シリーズ最新作、映画『ONE PIECE FILM RED』。ストーリーの軸になる歌姫・ウタの歌唱パートをAdoが担当し、大きな話題を集めている。本作は劇中で使用されている“ウタ”の楽曲を収めたアルバムだ。楽曲を提供したのは、同作の主題歌「新時代」を手がけた中田ヤスタカをはじめ、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦基博。これまではボカロPの楽曲を歌うことが多かったAdoだが、現在の音楽シーンを代表するアーティストとのコラボにより、歌い手としての幅を大きく広げている。特にラップを交えた楽曲や壮大なバラードからは、彼女の新たな歌の表情が伝わり、強く惹きつけられる。“ウタ”の感情や存在を意識した表現を含めて、Ado自身のスケールアップにもつながる作品と言えるだろう。(森)

■西川貴教『SINGularity II -過形成のprotoCOL-』

 『SINGularity』(2019年)以来となる、“西川貴教”名義の2ndアルバム。「Crescent Cutlass」(劇場版『Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌』主題歌)、「As a route of ray」(ゲーム『アズールレーン』3周年記念CMソング)などのシングル曲、先行配信された「一番光れ!-ブッチギレ-」(TVアニメ『ブッチギレ!』OP)を含む本作には、澤野弘之、ゆよゆっぺ、草野華余子などの多彩な作家陣が参加。モダンヘビィロックを軸にしながら、壮大かつ繊細な世界観を描き出すサウンドメイクと、鋭利なドラマ性と称すべきメロディが見事に融合している。分厚い音を突き抜け、強烈な存在感を叩きつけるボーカル力はここにきてさらに筋力を獲得している。個人的ベストラックはダークなヒップホップと強靭なヘビロックがぶつかり合う「Dominant Animal.」。(森)

■Ayumu Imazu『Pixel』

 14歳からニューヨークでのアーティスト留学を経験。アメリカと日本を行き来しながら、歌とダンスはもちろん、作詞作曲、コレオグラフなども手がけるマルチタスクな表現者に成長したAyumu Imazu。1stアルバム『Pixel』は現時点での集大成であり、昨夏のメジャーデビュー以降の成長を実感できる作品だ。Ryosuke Imai、yonkeyなど国内のプロデューサー、さらに海外のクリエイターも参加し、グローバルポップとJ-POPを結びつけるサウンドを実現。英語的なフロウに日本語の歌詞を乗せるセンス、心地よいグルーヴと豊かな感情表現を併せ持ったボーカルも確実に進化を遂げている。リード曲「Over You」における、官能性を漂わせる歌声も魅力的。本作によって彼は、海外でも通用するアーティストへとまた一歩近づいた。(森)

■Liella!『追いかける夢の先で』

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