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『赤いナースコール』鹿賀丈史演じる病院長に疑いの目 “自称21歳”西垣の正体も明らかに

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ドラマプレミア23『赤いナースコール』(c)「赤いナースコール」製作委員会

 『赤いナースコール』(テレビ東京系)第5話が8月8日深夜に放送された。電気ノコギリを持った人物(電ノコ男)が、翔太朗(佐藤勝利)とアリサ(福本莉子)に迫ったその時、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」が館内に鳴り響く。間一髪で危機を脱した翔太朗だったが、病室に戻ると異変が生じていた。翔太朗の代わりにベッドで寝ていた山之内(小堀裕之)は呼びかけても返事がなく、すでに呼吸は止まっていた。

 参考:【写真】怪しい病院長・榎木田(鹿賀丈史)

 院内で相次いで起こる殺人事件に対して、院長の榎木田(鹿賀丈史)は記者会見を開くが、責任を警察に転嫁してばかりの榎木田に世間の非難が集中。県下で発生し、女性を標的にしたいわゆるチャイコフスキー連続殺人事件と、病院内での連続殺人の関連性はいまだ不明だが、刑事の工藤(池田鉄洋)は犯人が別にいると推理する。山之内が殺された夜、工藤は患者のふりをして病院内に潜入し、翔太朗の跡をつけていた。電ノコ男が襲いかかろうとした瞬間、拳銃を構えた工藤はチャイコフスキーの曲に驚き、犯人を取り逃がしてしまう。チャイコフスキーの曲は事前にセットされておらず、何者かが館内放送室に忍び込んでCDを再生した。ほぼ同時刻に、病院内には電ノコ男と山之内を殺した犯人、チャイコフスキーのCDを再生した人物がいたことになる。

 第5話でクローズアップされたのは榎木田病院の特異性だ。怪しさ満点の同病院だが、これまでの各話から連続殺人の犯人は院内にいる何者かであることが示唆されてきた。そこから踏み込んで病院関係者に疑いの目が向けられる。山之内が殺された晩、主治医の石原(板尾創路)は焼肉を食べに行った後自宅で過ごしているため、一応アリバイがある。

 院長の榎木田はアリバイがない上、アリサにしきりと電ノコ男の顔を見たかと尋ねる。一瞬のことでアリサは顔が見えなかったが、大柄で身長が榎木田くらいあったと答える。また、潜入捜査中の工藤は榎木田に犯人を見つけたと告げ、それを聞いた榎木田は警察への苦情を直前で取りやめる。言い出すタイミングからして工藤は明らかに榎木田を疑っていて、揺さぶりをかけたとみるのが妥当だ。前話で、榎木田の「子どもがいると悲しみも倍になる」旨の思わせぶりなセリフがあったり、傷が治癒したアリサを引き留めたのも榎木田の指示だったことが判明していた。

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 新たに驚きをもって受け止められたのが、西垣(浅田美代子)と榎木田の関係だ。なんと榎木田と西垣は元夫婦で、経営状態が悪化した病院に西垣が勤務することになったのは、榎木田に院内の情報収集・調査を命じられたためと石原に話す。いったい何のために? その鍵を握っていそうなのが、長期入院中の老婆・三上(藤夏子)だ。アリサに病院から逃げるよう忠告し、認知症を装って翔太朗にメモを渡すなど、榎木田病院の危険性を警告する三上は、西垣が榎木田と近しい関係であることを知っているのだろうか。あるいは、西垣は三上が認知症ではないことを把握しているのではないかなど、病院と患者それぞれの側から院内の動向を探っており、両者は対をなす関係にある。榎木田に食ってかかった様子からしても、病院について「知りすぎてる」三上が、決定的な秘密を握っていることは間違いない。

 313号室では、退院をほのめかす言動をした患者が殺されている。山之内は翔太朗の身代わりとして殺されたと思われるが、山之内が殺されたのは、翔太朗がアリサと面会し、退院に向けて動き出そうとした矢先の出来事だった。ちなみに他の2人、前科者の津田(山本浩司)は保険金が出る限り居座るつもりで、セールスマンの後藤田(森田甘路)は会社の指定病院のため、すぐに退院できない状況である。もう一つ、西垣の発言から、犯人の顔を見た人間が口封じのために殺された可能性もある。病院を出ようとしたから殺されたのか、それとも犯人の正体を知ったために消されたのか。その答えは遠くないうちに明らかになるだろう。(石河コウヘイ)

 
   

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