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【一番打者採点】巨人80点、ヤクルト90点、阪神90点 セ・リーグ6球団「一番」の評価は?

週刊ベースボールONLINE

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オールスターブレイクを経て、後半戦に突入しているペナントレース。果たして、打線の斬り込み役であるトップバッターはしっかり働いているのか? セ・リーグ6球団で「一番打者」を100点満点で評価した。
※記録は8月8日現在

読売ジャイアンツ



巨人・吉川尚輝

巨人 80点

 開幕から吉川尚輝が一番として覚醒した姿を見せた。4月に開幕ダッシュを決めることができた要因の一つと言っていいだろう。しかし、死球による離脱があると丸佳浩が一番に座り、復帰後の吉川は三番に。徐々に打線の機能性が低下すると見るや、7月に入って再び吉川が打線の斬り込み役を担っている。吉川は三番での打率.248、出塁率.303に対して一番では打率.318、出塁率.372とやはりトップバッターが性に合っているようだ。いずれにしても、一番打者トータルでも全打順でトップの打率.299をマークしており、リーグ2位の401得点を挙げている強力打線のストロングポイントとなっている。

東京ヤクルトスワローズ



ヤクルト・塩見泰隆

ヤクルト 90点

 新型コロナ感染による離脱があったが、今季も強力打線の先頭に立っているのは塩見泰隆だ。ベストナインを獲得した昨季以上の輝きを放っており、今季はここまで88試合に出場。リーグ7位の打率.294、村上宗隆に次いでリーグ2位の出塁率.378をマークしている。また、他球団の一番打者と比べ大きく異なるのが、スピードとパワーを兼ね備えている点だ。5月27日の楽天戦(楽天生命パーク)では3打席連続本塁打を記録するなど、12本塁打をマークしながら、盗塁もリーグトップタイの22盗塁を記録。チームが12球団ダントツの440得点を挙げているのは、主砲・村上の活躍はもちろん、強打の一番打者の存在によるものが大きいと言える。

阪神タイガース



阪神・中野拓夢

阪神 90点

 一番・近本光司、二番・中野拓夢という昨季つくったいい流れのまま開幕を迎えたが、スタートダッシュに失敗。打順をやりくりする中で、三番に近本を持っていき、一番に中野を起用したことで打線がハマった。6月22日の広島戦(マツダ広島)からこの並びが固定されている。思い切りのいい打撃でリーグ2位の117安打を放っている中野。盗塁もリーグ3位の17個を記録しており、十分に一番としての役割を果たしている。最大16個あった借金を返し、現在は貯金をつくり首位・ヤクルトと8.5ゲーム差の2位。ヤクルトをさらに追い上げるには、やはり一番・中野が終盤まで機能することが大事になってくる。その意味で出塁率.290は少し物足りない。そこがマイナスで90点とした理由とする。

広島東洋カープ



広島・野間峻祥

広島 60点

 開幕直後は佐々岡真司監督の「一番・西川龍馬」の策がハマっていたものの、西川を三番に下げて以降、なかなかピッタリくる選手が見つからなかった。しかし、ようやく定位置をつかみつつあるのが野間峻祥だ。野手キャプテンとして迎えた今季は、開幕から調子が上がらず、二軍降格も味わった。そこで、自分の打撃を見つめ直し、フォームの修正にも着手。一軍に戻ってからも、好不調の波や足を痛めての欠場などもありながら、大事な終盤戦に向けて徐々に調子を上げてきているのは確かだ。8月3日のDeNA戦(横浜)からは4試合連続マルチ安打も記録している。あとは、得点圏でもう少し勝負強い打撃ができれば言うことなし。「一番が出れば勢いも生まれてくる。そういう打席を数多く増やせるように」と野間。有言実行の活躍で、チームを再浮上させてみせる。

横浜DeNAベイスターズ



DeNA・桑原将志

DeNA 40点

 なかなか切り込み隊長を決められずにいる。DeNAはセ・リーグ最多の10人が一番として出場しており、最多でも桑原将志の35試合だ。開幕からは桑原が一番で起用されていたが、4月上旬にチーム内に新型コロナ感染が拡大しプランが崩れた。一番を固定できないまま迎えた交流戦では、佐野恵太がキャリア初のリードオフマンに指名された。オールスター前は一時、蝦名達夫が固定されたかに見えたが、後半戦では桑原が一番に戻るなどまだまだ試行錯誤の日々。チーム別での一番の出塁率を見ても、セ・リーグで唯一3割を切っている(.299)。一番の固定が今後のチームの浮沈のカギといえそうだ。

中日ドラゴンズ



中日・大島洋平

中日 90点

 ここまで97試合を消化し、一番の打率はリーグトップの.323。唯一の3割台だ。一番に最も多く座ったのが大島洋平で68試合、その間の打率は.339。36歳のベテランながら、頼れる竜のリードオフマンだ。大島は4月下旬に右ヒザに死球を受けて3週間ほど戦線離脱となり、その間は鵜飼航丞、平田良介、岡林勇希らが一番を務めた。復帰後は二番にも座ったが、やはり大島には一番がよく似合う。今季は初の首位打者のタイトルも狙っている。3年目の岡林は大島に次ぐ18試合で一番スタメンを飾っているが、好不調の波があり、二番が妥当。「岡林-大島」の一、二番コンビもありだが、機能するのは「大島-岡林」の並びのほうだ。将来的には「一番・岡林」が理想ではある。

写真=BBM

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