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ますだおかだ・岡田、7時間半の収録に欠かせない相棒は「こだわりの笛」

SmartFLASH

 桃のブランドは違えど、桃は桃。同じようなコメントになるのは仕方ありません。とは言え岡田さんも、自身のコメントがかぶりがちになっていると感じていたのでしょう。そこで試行錯誤した末に飛び出したのが「桃太郎~!」というトリッキーな感想になったんだと思います。

 

 以前、筆者が岡田さんを取材した際も、番組収録にあたり試行錯誤しているお話をお聞きしました。

 

 岡田さんは、『クイズ脳ベルSHOW』(BSフジ)で番組MCを務めています。当番組は月〜金曜日の帯番組ということもあり、1日5本録りで、合わせて7時間半の過酷な収録になると言います。

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「1本ぶんの収録時間は平均1時間半ですが、その時間に収まらないときもあります。この番組で『長くなるリスト』のトップは大木凡人さんです。この方が出たら、基本おします。

 

 そうなると、自分の昼飯の時間が削られてスタッフに『すいません。お昼ご飯15分でお願いします』って言われるんですよ(笑)」

 

 そんな長丁場の収録をどう乗り切るか、試行錯誤した末に思いついたのが笛だそう。岡田さんは癖の強い解答者に対し「ピッ!」と笛を吹いてビシビシと仕切っていきます。

 

「昔から芸の一つとして、いつか使いたいなというのはありました。それがここだと。収録時間7時間半で、いろんな球種のボケが飛んでくるんです。笛なしで地声だけでいったら喉が持ちません。

 

 そういった喉をセーブする理由に加えて、僕が老化してきて、だんだんいいツッコミのワードが出てこないんです。そんなときは笛の『ピッ!』がいいかなと(笑)。後は(番組進行の)リズム感も出るんで」

 

 今や番組名物となっている笛ですが、その笛や音色にもこだわりを持っています。

 

「僕は笛のメーカーにもこだわっていて、そこの笛の鳴りがいいんですよ。1回スタッフに違う笛を渡されて使ったんですけど、『音が違うな』ってなりました。

 

 笑いにこだわらず、笛にこだわりがあるって恐ろしいですよね。『おまえ、もっと笑いにこだわれや』って(笑)。

 

 僕は収録内容に関してはこだわりがないですから。5本録りであろうがお昼ご飯の時間が15分であろうがかまいません。ただ、唯一スタッフに言ったのが笛の音(笑)」

 

 ロケにスタジオに、長丁場の仕事を日々試行錯誤しながら、岡田さんは日本全国に笑いを届けているのです。

 

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

 

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