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学生に伝えたい「今できることは、いつでもできることなのか」

幻冬舎ゴールドライフオンライン

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人生は即答できない問いや答えのない問いからストーリーが始まる。なぜ学校に行くのか? 夢を叶えるってどういうこと?自分はいつどこで主役になるのか? その勝ちは本当に価値のある勝ちか? NOと言える人こそ「言うNO」で「有能」? 自分1人では辿り着けない問いを現役中学教師と一緒に悩み、考え、乗り越えていく“問いストーリー”。学びと気づきを重ね合わせて、キャベツのように何層にも深く芯のある心を育む渾身の一冊。※本記事は、佐々木敦氏の小説『キャベツになれ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

LESSON.2【学校は何を身に付ける所なの?】

努力を英訳すると?

私は英語が苦手です。日常会話もままならないレベルです。やる気はあるのですが、なぜか頭に入らないのです。子どもたちと同じような言い訳に聞こえるかもしれませんが、きっと以前耳を傾けすぎたときに、英語もこぼれ落ちるようになってしまったと信じたい。その中でも、いくつか覚えている単語があるので紹介します。間違っていたらごめんなさい。

皆さんは「努力」を英語で何と言うか知っていますか? 中学校で習いましたよね。私もとても印象的だったので忘れられません。そうです。「努力」を英訳すると「ハッピーエンド」です。

とてもステキな話だと思うのですが、これを大人に話すと理解してくれません。「え? 努力を英訳するとeffortだよ?」と普通に返ってきます。鼻から牛乳が出そうです。

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いや、こっちが「え?」ですよ。ライブで「皆元気ー?」とアーティストが投げかけたときに、「いえ、ちょっと右の奥歯が痛みます」と真顔で答えてしまうくらいの「え?」です。そこは「イエーイ」でよかろう。大人ってつまらないなぁと、心の底から思った黒歴史です。

人生は、誰もが「挑戦」というスタートラインに立ち、「努力」という道を進んで「ハッピーエンド」に向かう。それを基本線と考えてよいと思います。努力という道の途中でつまずくこともあると思いますが、すべてのつまずきは次のチャンスにつながります。

つまずかない努力なんて「種のないスイカ」と一緒です。またわけのわからない例えだなと思った方、まあ聞いてください。あのスイカの種をいちいち取り除かないといけない「いずさ」があるからスイカが食べたくなるのです。種がなかったら、殿様ばりに高速でスイカを食べてしまいます。あの「いずさ」がないとスイカとは言えません。やっぱりスイカは実(成功)と種(つまずき)があってスイカなのです。種も植えると芽が出るように、つまずきも大切に育てるとチャンスという芽が出るのです。

今できることはいつでもできることなのか?

学校は失敗の本質を知るために最も適した場所です。皆さんには挑戦する環境が整っている学校でたくさん挑戦してほしいのですが、学校で挑戦できるのは今だけかもしれません。皆さんが今できると思っていることはいつでもできることではなく、今しかできないことかもしれません。「いやいや、大人になってからでもできるよ」と考えている人もいるかもしれませんが、意外や意外、全然できないです。

例えばイタリア語を習得するための勉強はいつでもできそうですか?

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