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公道走行可能なミニカーを自作するYouTuber 必要最小限の車体にこめられた”ミニマル”な楽しさ

Real Sound

動画サムネイルより

 近年自動車が大型化、複雑化してきている。これは様々な分野や日常生活にも似たようなことが言えるだろう。そんな中、ミニマリストなど生活をよりシンプルに、コンパクトにしようという流れも出現してきている。必要なものに対して集中して生きることができるのは魅力的だろう。

参考:【写真】YouTuberが自作した公道走行可能なミニカー

 今回紹介するチャンネルは、自作の「ミニカー規格」車両を製作している「セルフメイド チャンネル」。バイクのパーツをうまく活用し仕上げられたこのコンパクトな車両には様々な工夫や楽しさが詰め込まれている。

 ロータスセブンにも似た外観のこの車は、車両規格でいう50ccエンジンの「ミニカー」車両である。車重はなんと約150kgという軽量なもの。走行速度は50ccの原付バイクと同じような領域のようだ。

 この動画時点の状態で製作期間9カ月。走行している様子を見ると短期間でかなりの完成度に達していると感じる。多くのバイクのパーツをうまく流用しつつ、フレームや足回りのパーツで必要なものは自作したという。シャーシフレームや多くのパーツがむき出しでかなりスパルタンな印象だ。

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 エンジンはホンダNSR50の水冷2ストロークエンジン。流用元のバイクは50ccスポーツバイクであり、フルカウルバイクをそのまま小型化したような見た目が印象的だ。様々なメーカーが鎬を削っていたミニバイクレースで活躍していたこの二輪のエンジンを小型四輪に使用したというわけだ。そのおかげもあってか走行時は快音を響かせて走り抜ける。

 アルミ製のフロントフードを外すと、マニュアルトランスミッションらしい3ペダルが現れ、配置も一般のMT車と同じく右からのアクセル、ブレーキ、クラッチとなっている。アルミ製7Lガソリンタンクは座席前方に配置。シフトレバーはドライバーから見て左側に設置されている。レース車両等でもよく見られるIパターンで前に倒すとシフトダウン、後ろに引くとシフトアップするものだ。バック用のリバースギアはないもののこの軽い車体であれば問題ないのかもしれない。

 また、特徴的なのがドライバー右にあるスターターレバーである。バイクエンジン流用の名残からかエンジンのキックスターターの役割を担っている。バイクエンジンをうまく流用しているポイントだろう、エンジン始動手順はぜひ動画も見てほしい。

 クローズドコースでのテストも行っており、路面の凹凸にハンドルがとられやすいという問題に対策している様子がPart2の動画になっている。足回り部品の位置関係を見直し、見事に解決。クラシックなフォーミュラカーのようなシンプルな構成ゆえに、運転中にフロントタイヤの動きが見える楽しみもあるようだ。

 製作開始から約15カ月に投稿されたPart3動画では完成形となっている。

 コックピット視点での走行映像は中々のスピード感。街中を走っている姿はとても独特で実際に見かけたら思わず二度見してしまうであろう光景だ。

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