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重信慎之介、石川慎吾、岸田行倫、桜井俊貴…アピールしたい巨人の「中堅選手」たち

週刊ベースボールONLINE

 上位浮上を狙う巨人。増田陸、中山礼都と若手が台頭してきているが、チームが苦しい状況の中でアピールしたいのが中堅選手たちだ。重信慎之介、石川慎吾、岸田行倫、桜井俊貴……彼らが存在感を発揮する活躍を見せればチーム力は確実に上がる。

スピード感あふれるプレー



巨人・重信慎之介

・重信慎之介
今季成績 38試合出場、打率.240、0本塁打、6打点、4盗塁
通算成績 436試合出場、打率.241、7本塁打、51打点、50盗塁

 新型コロナウイルスで選手が大量感染する緊急事態。チーム編成に大きく影響を及ぼす中、今季初のスタメンに起用されたのが重信だった。6試合の試合延期の後、後半戦スタートとなった阪神3連戦(東京ドーム)に「二番・右翼」でスタメン出場。8月4日の同戦では好守を見せた。5回に糸原健斗が放った右翼後方の大飛球にフェンス際まで猛ダッシュすると、ジャンプして見事に打球をキャッチ。東京ドームの観衆から大きな拍手が注がれた。2019年に自己最多の106試合出場で打率.266、2本塁打、16打点、14盗塁をマークするなど俊足を生かしたスピード感あふれるプレーは大きな魅力だ。外野の定位置奪取は打力の向上に尽きる。

古巣の同学年に負けじと



巨人・石川慎吾

・石川慎吾
今季成績 15試合出場、打率.316、0本塁打、1打点、0盗塁
通算成績 358試合出場、打率.225、14本塁打、61打点、3盗塁

 もっと一軍でプレーする姿を見たい。そう思わせるのが石川だ。昨年はイースタン・リーグで56試合に出場して打率.365、11本塁打と格の違いを見せたが、一軍では26試合出場で打率.189、0本塁打と振るわず。今季はスタメン出場が3試合にとどまっているが、打撃内容は決して悪くない。パンチ力のある右打者で増田陸が台頭しているが、出場機会を増やしたい。ドラフトで日本ハムの高卒同期入団の松本剛が今季リーグトップの打率.355と大ブレーク。同学年の近藤健介、上沢直之と共にチームの主力に成長した。トレード移籍した石川も負けられない。

捕手の代名詞「27」を背負う



巨人・岸田行倫

・岸田行倫
今季成績 24試合出場、打率.265、0本塁打、1打点、0盗塁
通算成績 89試合出場、打率.245、1本塁打、8打点、0盗塁

「将来の正捕手」と嘱望されて5年目。岡本和真と同学年の25歳はチームの窮地で出場機会を増やしたいところだが、5試合のスタメン出場にとどまっている。球団の期待は大きい。昨オフは背番号「38」から名捕手の代名詞である「27」に変更。V9を支えた森昌彦、他球団でも伊東勤(西武)、古田敦也(ヤクルト)、谷繁元信(中日)と球界を代表する名捕手たちが着けた番号だ。攻守の総合力の高さが持ち味の岸田は裏を返せばインパクトに欠ける部分もある。マスクをかぶった試合に勝ち続けることで首脳陣の信頼をつかめる。大城卓三から正捕手を奪えるか。

不安定な投球が続く右腕



巨人・桜井俊貴

・桜井俊貴
今季成績 7試合登板、1勝0敗、防御率15.95
通算成績 109試合登板、12勝12敗10H、防御率5.20

 セットアッパーとして期待が大きいが、不安定な投球が続いている。8月2日の阪神戦(東京ドーム)では9回に救援登板したが、先頭打者の大山悠輔に死球、熊谷敬宥に左前打でピンチを作り、梅野隆太郎に2点右前適時打を浴びてマウンドを降りた。ドラフト1位右腕は2019年に8勝を挙げて頭角を現したかに見えたが、その後は救援で一軍に定着できないシーズンが続いている。昨年の契約更改では先発ローテーション入りを熱望していたが、救援で好投を続けなければそのチャンスをつかめない。

写真=BBM
 
   

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