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ヴェルディ『ファルスタッフ』、ロッシーニ『泥棒かささぎ』から、ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』まで~充実の時を迎える青山貴(バリトン)、大いに語る。

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ファルスタッフを演じる青山貴(バリトン) びわ湖ホールオペラへの招待 ヴェルディ歌劇『ファルスタッフ』(2022.7.15〜18 びわ湖ホール中ホール)  写真提供:びわ湖ホール



初夏のびわ湖ホールで、芸術監督 沼尻竜典のシーズン最後を飾る「びわ湖ホールプロデュースオペラ」の制作発表が行われた。上演される作品は、ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』で、沼尻はこの作品上演を以て、一つの劇場で同じ指揮者がワーグナーの10作品すべてを指揮する日本で初めての指揮者となる。

注目は、誰が主役のハンス・ザックスを歌うのかだったが、こちらは大方の予想通り、日本を代表するバリトン歌手 青山貴の名前が発表された。2013年に『ワルキューレ』のヴォータンを演じて以降、〈びわ湖リング〉をはじめ、着実にワーグナー作品における歌唱実績を上げ続けている青山が、遂に最高の “マイスタージンガー” を歌い上げる。

左から びわ湖ホール館長 村田和彦、芸術監督 沼尻竜典、ハンス・ザックス役 青山貴『ニュルンベルクのマイスタージンガー』制作発表(2022.7.4 びわ湖ホール)  (C)H.isojima


今まさに充実の時を迎えている青山は、8月9日に本番を控えたロッシーニの歌劇『泥棒かささぎ』の稽古に余念がない。本番まで時間のない中、特にいつもと変わる様子もなく、快く取材に応じ、あんなコトやこんなコトを語ってくれた。

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さすらい人を演じる青山貴   びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー《ニーベルングの指環》『ジークフリート』(2019.3.7~8 びわ湖ホール)   写真提供:びわ湖ホール



 

―― 『泥棒かささぎ』本番直前ですが、稽古は順調ですか? 昨年、本番1週間前に延期が決まり、1年2か月遅れの本番という事になります。

コロナで本番1週間前の、オーケストラ合わせ前日に延期が決まり、悔しい思いをしました。一度作り上げたモノを1年寝かせて再度取り上げるケースは初めてです。新たに取り組み始めると楽譜に書き込みなどもしてありますので、すぐに思い出しますね。今回は勢いに任せて歌うのではなく、発声や音程に気を遣い、前回以上に深いところまで到達したいと思っています。

昨年コロナで延期になった「泥棒かささぎ」。楽しみです!  (C)H.isojima


―― 先日のレクチャーコンサートを拝聴しました。青山さん演じるフェルナンドと、その娘ニネッタ役の老田裕子さん、代官役の伊藤貴之さんの三重唱は、ロッシーニの魅力一杯で見事でした。

時間が止まったように、美しい旋律と軽やかなリズムに乗せて、それぞれが感情を表現していきます。悲しいことも明るい音楽に乗せて歌っていくのがロッシーニの魅力ですし、私たちも楽しいです。

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