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大気の上層部から48時間先の地震を予測する方法を発見

カラパイア

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 せめて数時間前にわかっていれば、避難することも可能な地震だが、その予測は難しく、様々な研究が進められている。

 そんな中、地球から約60km上層にある、「電離圏」の大気の変化を観測することで地震を予測する方法が発見されたという。

 イスラエルの研究グループによると、48時間後の大地震を80%という高確率で予測することが可能だそうだ。この方法は、『Remote Sensing』(2022年6月12日付)で詳しく説明されている。

地球大気の上層にある電離圏

 大地震の予兆は、地球をおおう大気の上層部にある「電離圏」の変化に見出すことができるという。

 電離圏は、高度約60km~1000km以上にわたって存在し、太陽からの極端紫外線やX線によって超高層大気中の原子と分子の一部が電離し、電子やイオンを含んだ電離ガス(プラズマ)になることで作り出される。

 電離圏の状態は、太陽や地球周辺の宇宙環境の変動、下層大気の影響によって変動することが知られている。

photo by Pixabay

電離圏の変化から地震を予測

 イスラエル、アリエル大学の研究グループは、「サポートベクターマシン法(本当に予測に必要となる一部のデータを使った機械学習法の1種)」を使って、GPSマップデータの電離圏に含まれる電子量から「電荷密度」を算出した。

 電荷密度とは、単位体積当たりの電荷の分布量(体積密度)のことで、電荷を担うものとしては電子や原子核、イオンのような粒子だ。

 これに基づいて計算したところと、過去20年に起きた大地震の発生を正確に評価できたという。なお、ここにおける大地震はモーメント・マグニチュード6以上のものだ。

 なんと48時間後の大地震の予測なら、80%という正確さで予測することが可能だという。

 それとは逆に、ある地域において地震が”起きない”ことなら、85.7%の正確さで予測できたとのことだ。

References:Researchers discover way to predict earthquakes with 80% accuracy – The Jerusalem Post / written by hiroching / edited by / parumo

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