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200億円補強のアーセナルは開幕戦で勝ち点3 メンバー外の冨安健洋の立ち位置は?

ABEMA TIMES

 開幕戦のクリスタル・パレス戦も怪我からの回復が間に合わずにメンバー外。アルテタ監督は冨安とティアニーについて「彼らが万全な状態だったら、我々はもっと強いチームになれる」と復帰を心待ちにしている。これまで何度も繰り返してきた怪我をどこまで防止できるか──。それこそが冨安にとって最大のテーマと言えるだろう。

■戦術に変化をもたらす“シティコンビ”

 CL出場という目標を叶えるために、この夏アーセナルは1億2000万ポンド、日本円にするとおよそ200億円もの大金をかけて新戦力を補強した。とりわけ、大型移籍として話題になったのは王者のマンチェスター・シティからやってきた2人だ。

 1人目がブラジル代表のガブリエウ・ジェズス。攻撃の組み立てにも参加しながら、DFラインの背後への飛び出しや、ゴール前での豊富なフィニッシュワーク、前線からの献身的なプレッシングなど、FWに求められるあらゆる要素を持ったオールラウンダーだ。

 ジェズスはプレシーズンマッチの5試合で7ゴールと大暴れ。アーセナルでの初めての試合となったニュルンベルグ戦で2ゴールを挙げると、エバートン戦やチェルシー戦でもゴールを決めて、セビージャ戦ではハットトリックも達成した。

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 アルテタ監督はジェズスについて「センターフォワードでも、ウイングでも、左右どちらでもできる。多くの柔軟性を与えてくれる」と賞賛を惜しまない。“9番”がアーセナルのエースと呼べる働きを見せられるかは、今シーズンを占う大事な要素だ。
 
 2人目がウクライナ代表のジンチェンコだ。もともとは攻撃的な中盤の選手だったが、キック技術と戦術眼を買われて、グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティでは左サイドバックにコンバートされた。

 クリスタル・パレスとの開幕戦ではジンチェンコの特徴をチーム戦術に落とし込んでいる場面が見られた。基本ポジションは左サイドバックだが、中に入ってボールを受けて攻撃の組み立てにも参加する。“偽サイドバック”と言われるものだ。

 試合中にボランチのジャカと左サイドバックのジェンチェンコがポジションを入れ替えることで、相手にパスの出しどころを絞らせず、マークをしづらくさせる。アルテタ監督の戦術的なアイデアを実行できるピースがいるのは大きい。

 昨シーズンのベースに新戦力が加わって、戦術的にもスケールアップを遂げつつあるアーセナル。6シーズンぶりのCL出場はもちろん、2003-04シーズン以来のプレミア優勝も決して夢ではない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

文/北健一郎(ウニベルサーレ)

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