明治安田生命J1リーグ第24節が6日に行われ、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が対戦した。
前節、首位横浜F・マリノスとの直接対決を落とした2位鹿島はリーグ戦で4試合勝利無し。首位追走のためにも、勝利のみを追い求めたい。一方で6位広島もここ4戦勝利が無い。こちらもAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得の可能性を大きくするため、勝利が欲しい一戦だ。
また、広島にとって8月6日は特別な日。スポーツが出来る平和に感謝をし、ピースマッチユニフォームを着用して入場した。加えて、試合前には黙とうも捧げられた。
試合は17分、広島にチャンス。満田誠がボール奪取すると、1人で長い距離を持ち運び、森島司にラストパス。森島は右足シュートを放つが、惜しくも枠の外へ。
27分には鹿島にもチャンス。左サイドでの広瀬陸斗と鈴木優磨の攻撃は止められるが、こぼれたボールをディエゴ・ピトゥカが左足で狙うが、GK大迫敬介がキャッチ。得点を許さない。
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前半はこのまま終了。両者得点は無いまま、試合は後半勝負に。
51分、鹿島に後半最初のチャンス。右サイドで鈴木優磨がボールキープし、クロスをあげる。中で待っていたアルトゥール・カイキが頭で叩きつけるも、ヘディングは枠を外れる。
57分には広島。満田のスルーパスから、最後は途中出場のドウグラス・ヴィエイラがシュート。しかし、ここは相手DFにブロックされる。
68分、鹿島はエヴェラウドが抜け出し、ペナルティーエリアに侵入。しかし、戻ったDF荒木隼人が懸命の守備で失点を阻止。ここでも試合は動かず。
しかし83分に遂に試合が動く。入ったばかりの川村拓夢、松本泰志、エゼキエウと繋ぎ、右サイドに展開。途中出場の野上結貴がダイレクトでグラウンダーのクロスをあげると、最後は川村が押し込み、遂に均衡が破れる。なお、川村はJ1リーグ初ゴールとなった。
90+5分にも追加点。自陣でボールを奪うと、佐々木翔のスルーパスから最後はエゼキエウが決め、勝負あり。