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豪雨災害を知り、備える。「大災害時代」の必読書3選。

BOOKウォッチ

水害列島(文藝春秋)<amazonで購入>

 2022年8月3日からの記録的な大雨を受けて、山形県と新潟県の計10市町村に大雨特別警報が発表された。今回の大雨に限らず、西日本豪雨、熊本豪雨と、ここ数年「記録的な大雨」による豪雨災害が頻発している。

 なぜ豪雨が増えたのか。どう備えればいいのか。国はどんな対策を講じているのか――。今回は、豪雨災害に関する疑問を解決してくれる3冊を紹介する。

日本の「水害」を知る

 最初に紹介するのは、『水害列島』(文春新書)。

 工学博士で、東京都庁でまちづくりに従事した後、江戸川区土木部長などを経て、土木学会首都圏低平地災害防災検討会座長などを務めた土屋信行さんによる著書。「なぜ大水害は起きるのか」「西日本豪雨の教訓」「ゼロメートル地帯江戸川区のハザードマップ作り」「先人の知恵に学ぶ」など10章に分けて、大水害の危険と対策を詳述。日本における水害の知識を概観できる。


豪雨の「現場」を徹底取材

 次に紹介するのは、『ドキュメント豪雨災害 西日本豪雨の被災地を訪ねて』(山と溪谷社)。

 気鋭のノンフィクションライター・谷山宏典さんによる豪雨災害ルポ。迅速に全員が避難できた自治体と50人以上が亡くなった自治体では、何が違ったのか。いざというときに迅速に避難するにはどうすればいいのか。「平成30年7月豪雨」、別称「西日本豪雨」の現場から得た教訓をまとめている。災害心理学、気象学の専門家へのインタビューも収録。


気象の仕組みを理解する

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 最後に紹介するのは、『極端豪雨はなぜ毎年のように発生するのか 気象のしくみを理解し、地球温暖化との関係をさぐる』(DOJIN選書)。

 気象庁の研究官で気象予報士でもある川瀬宏明さんが、直近10年の豪雨災害発生状況と、気象のメカニズムをやさしく解説。豪雨をもたらす積乱雲の発達から地球温暖化と豪雨の関係までを、ひとつのつながった話として理解できる。いざ豪雨がきたときに慌てず、適切な行動をとるために。



 大雨はいつどこで発生するかわからない。以上の3冊を読んで、豪雨災害を知り、備えよう。


※画像提供:文藝春秋、山と溪谷社、化学同人


書名:  水害列島 監修・編集・著者名: 土屋 信行 著 出版社名: 文藝春秋 出版年月日: 2019年7月19日 定価: 935 円 (税込) 判型・ページ数: 新書判・256ページ ISBN: 9784166612277

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