
――はじめに、お笑い芸人を志した頃のことを教えていただけますか? 養成所に入った当初など…。
千原せいじ(以下、せいじ)「養成所の頃!? そんなん、もう覚えてないけどなあ(笑)」
――弟の(千原)ジュニアさんと、一緒に入所したわけではなかったんですよね。
【関連】女優、空手家、看護師/長野じゅりあインタビュー〜東京女子プロレスは5連敗中だけど… ほかせいじ「そうそう。初めNSC(吉本総合芸能学院)に行けば、相方も見つかるもんやと思っていて1人で入ったんです。でも、見つからず。そんなときに、今宮戎の『マンザイ新人コンクール』があって、出場するには相方が必要だったから、とりあえずジュニアを呼んだ。それだけのこと」
――当時、ジュニアさんは自宅に引きこもっていたそうですが、お笑いはやる気に?
広告の後にも続きます
せいじ「何かせなアカンとは、思っていたと思いますよ。そのタイミングで俺が呼び出した感じですね」
――ご家族の反応は?
せいじ「いや、激怒してました。京都の田舎出身やから、『芸人なんて!』って、ゴリゴリに差別する。オカンは『浩史(ジュニア)まで誘って芸人やりやがって、この親不孝もんが!』って」
――おお、今ではもう納得されてますよね?
せいじ「いや、何年か前に親父が東京へ来たときに、『せいじ、ボチボチ帰ってきてくれへんかな、市役所で席が1つ空いてるから…』とか後輩相手にボヤいてたらしいから(笑)」
――戻ってきてほしいと。ちなみにご実家を出る前の学生時代はどうでしたか?