■『灼熱の魂』への絶賛コメント(順不同/敬称略)
僕にとってのヴィルヌーヴ映画のベストは、この「灼熱の魂」だ。
「メッセージ」「ブレードランナー 2049」「DUNE/デューン 砂の惑星」
とメジャー作品で“魂”を抜かれたヴィルヌーヴ・ファンに告げたい。
カナダ時代に撮られた本作を観て、その“魂”を徹底的に焼かれるべきだ。
この灼熱に耐える事が出来るか。
ヴィルヌーヴの根幹を成す“魂”の種類が見えてくるはずだ。
――小島秀夫(ゲームクリエイター)
体感は経験となり、己の血肉と化す――。
世界的名匠へと成ったヴィルヌーヴの転換点を、劇場で目撃せよ。
きっと、映画の神髄にもう一歩肉薄できる。
――SYO(物書き)
ローカルから世界へ、新しい才能がせり上がってくる時の迫力。
まさに「灼熱」の展開を見せる、ギリシャ悲劇ばりのストーリーテリング。
いまだにドゥニ・ヴィルヌーヴの最高作だと信じる。
――森直人(映画評論家)
殺伐とした荒野を遠くから眺めつつ、
世界の残酷さに打ちのめされた人々の顔を間近で眺めること。
まさにドゥニ・ヴィルヌーヴ的映画世界が、ここにある。
――月永理絵(ライター、編集者)
広告の後にも続きます
【STORY】
初老の中東系カナダ人女性ナワル・マルワンは、ずっと世間に背を向けるようにして生き、実の子である双子の姉弟ジャンヌとシモンにも心を開くことがなかった。そんなどこか普通とは違う母親は、謎めいた遺言と二通の手紙を残してこの世を去った。その二通の手紙は、ジャンヌとシモンが存在すら知らされていなかった兄と父親に宛てられていた。遺言に導かれ、初めて母の祖国の地を踏んだ姉弟は、母の数奇な人生と家族の宿命を探り当てていくのだった……。
監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ルブナ・アザバル『モロッコ、彼女たちの朝』、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット レミー・ジラール
原作:ワジディ・ムアワッド
挿入歌:レディオヘッド
2010年/カナダ・フランス映画/フランス語/131分/原題:Incendies/ビスタサイズ/5.1ch PG-12
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
Ⓒ2010 Incendies inc. (a micro_scope inc. company) – TS Productions sarl. All rights reserved.
公式Twitter:@incendies2022
公式Facebook:@albatrosdrama