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隕石衝突以来… “第6の大量絶滅”による野生動物たちへ迫る危険に専門家「人類がどう行動していくのか問われている」

ABEMA TIMES

 「白亜紀の隕石落下以来の大量絶滅が起きている」。こうした第6の大量絶滅の到来はどうしてわかったのか。

ジェンキンズ准教授「いまも多くの議論はあるんですが、“大量絶滅はもう始まっている”という認識を多くの生物学者が持っています。その理由は、冒頭にもあった絶滅危惧の恐れがある生物を評価している『レッドリスト』で、化石の記録もはっきりと分かっている貝類に着目したデータが発表されたからです」

「地球上には、知られているだけでも200万種の生物がいるんですが、そのほとんどは無脊椎動物と呼ばれる昆虫や節足動物の類や貝類なんですが、これまでのレッドリストには、哺乳類や鳥類などの脊椎動物がたくさん入っていて、生物全体で見たときの頒布でみると、節足動物や軟体動物はほとんど無視された状態で絶滅危惧の評価がされていたんです。そこで化石として残りやすい貝類は過去の記録からの検証が可能な生物群になります。それらを調べた論文がここ1年ほどで出てきていて、それが非常に高い絶滅率を示していたというのが確認されています」

 人間の活動に原因があるとされている第6の絶滅期。具体的にどのような行動がダメージとなったのか、ジェンキンズ准教授は“2つの理由”を指摘した。

ジェンキンズ准教授「今までの“絶滅”というのは、殆どの場合が『開発』と『狩猟』に依存していたと考えられています。小型の生物の場合、生息地がかなり狭いのですが、現在、その生息地で“局所的な開発”などがあり、住む場所を失った生物の絶滅が進行しています。さらに、地球温暖化などの“大きな環境変動”が起きたことでこの絶滅をさらに加速させてしまう危惧が高まっているという状況です」

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 小型生物たちの生息地での”局所的な開発“や地球温暖化などの“大きな環境変動”。これらが原因とされる絶滅は「陸域で起きている」とジェンキンズ准教授は語る。

ジェンキンズ准教授「絶滅の殆どは、陸上にある河川とか湖、沼など“陸水系”も含む『陸域』で起きています。過去500年間で見ると、大体7%から15%がすでに絶滅しているというデータが陸域から出ています。それに比べて、海では個体数の減少はあるものの種の絶滅はほとんど起きていません。ですが、ちょっとしたことで絶滅寸前になる瀬戸際に立っています。今後、我々人類がどう行動していくのか問われている。これからの10年間はそういう時期だと思います」

(『ABEMAヒルズ』より)

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