近年、セクシュアルウェルネス(性の健康)なる価値観が世界で広がっている。人生の質を向上させる性は、女性の幸福度に直結するとも言われるが……。今回はセクシー女優のジューン・ラブジョイさんに日米の価値観の違いについて語ってもらった。
◆日本のセクシービデオはとてもクリエイティブ
アニメなど、日本のポップカルチャーに興味を抱いて来日。’20年に日本でセクシー女優デビューを飾ると、可憐なルックスと「美巨尻」でブレイクし、人気女優となったジューン・ラブジョイさん。彼女は日米のセクシービデオの違いをこう説明する。
「米国をはじめ、海外のポルノは無修正で、性器のアップをドーンと大映しするので、クリエイティブである必要はないし、男性目線の作品が多いんです。
でも、日本のセクシービデオはモザイクが入る分、とてもクリエイティブ! 内容も前戯が多めだったり、女性を満足させたいという視点に溢れている。日本のセクシービデオは素晴らしいです!」
◆セクシービデオを真似ても女性は感じるどころか、痛がるだけ
だが、セクシービデオの影響で日本人の性が貧しいものになっているという指摘は少なくない……。
「セクシービデオはあくまでもファンタジー。日本では性教育がないので、セクシービデオを教科書にしてしまっている人が多い……。セクシービデオを真似ても女性は感じるどころか、痛がるだけ」
◆いろいろな異性とたくさん経験すればいい
日本の性を豊かなものにするには、どうすればいいのか。
「付き合った日本の男性は、『本当は米国人のほうがいいんだろ』とか、『僕、ダメですよね』とか、性に自信がない人が多かった。でも、2、3回しただけじゃ、相手のことなんてわからない。それに、女性だって人それぞれ。男性も女性もいろいろな異性とたくさん経験すればいい。でも、日本ではそんなことをすると、白い目で見られてしまう……」
日本の性がウェルビーイングになる日は、まだ先のようだ。
◆【米国人セクシー女優 ジューン・ラブジョイさん】
’96年、米国カリフォルニア州生まれ。エロのすべてが好きな自称「性欲バケモノ」。セクシービデオのほか、YouTubeチャンネルなど多彩に活躍
https://youtu.be/HXaL8wxAi0A
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[女性が感じる[幸福な性]の極意]―
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2022年8月4日